AMCVTDIM12[寸法を変換](コマンド)

AutoCAD 12 の図面の寸法の変換に関する問題を解決します。

概要

寸法の変換が行なわれる際に、寸法値が元の位置に残されているかどうかがチェックされます。残されていない場合は、変換処理はキャンセルされ、寸法はブロック(新規のパワーオブジェクト)として保存されます。パワーエディット、パワーコピー、パワーリコールが AutoCAD 12 寸法を認識すると、「AutoCAD R12J の寸法は処理できません。消去して再度作成してください」というメッセージが表示されます。

この変換は手動と自動のどちらでも開始できます。

手動: コマンド ラインに AMCVTDIM12 と入力します。オブジェクトを選択します。

自動: 環境設定に変数 "TranslateoldDIM" が設定されている場合は、図面が変換されている間に、AutoCAD 12 の寸法はすべて自動的に処理されます。AutoCAD Mechanical ツールセット

Cfg 変数: Gen@System@TranslateoldDIM Object name = TranslateoldDIM Object type = GenCfgShortObject value = 1

自動: gen@system@TranslateoldDIM=1 (short); 必要に応じて、ブロックが作成されます。

AMCVT[図面を変換]

この変換処理を行うには、次のファイルを AutoCAD Mechanical ツールセット フォルダにコピーします。

Genbas0.lsp => acadm¥gen¥Genbas.mld => acadm¥gen¥mld¥G12f13.shx => acadm¥

注:
  • ブロック内の寸法は、「分解」を使うと変更されます。
  • 角度寸法記入時に特定の角度で記入された寸法値の中には、標準角度で再記入されるものもあります。
  • 小数点の位置が認識され、考慮されます。
  • 25.4[2.00"]などの代替エントリが認識されます。
  • 半径寸法は、常にブロックに変換されます。
  • 詳細図の寸法は寸法スタイルが変更されます。
  • スタイル、寸法スタイル、および環境設定の項目が変更されます(Gen-iso.shx が g12f13.shx になります)。
  • 値が 0.25*文字の高さ(新規の値 = 文字の高さ*0.5)以下の場合は、DIMGAP[寸法ギャップ]が設定されます。

プロンプト

次のプロンプトが表示されます。

[オブジェクトを選択]
変換する寸法を選択します。