この実習では、読み込んだ測量データをいくつか修正し、ラインワークを再処理して変更を適用します。
測量データベースに読み込まれた元の測量データ ファイルへの参照である読み込みイベントについて学習します。読み込みイベントは、測量データが元々どのように読み込まれたか、またそのイベント中に読み込まれた個別のポイントや図形を判別するのに役立ちます。読み込みイベントは、イベント内で参照されている測量データを削除、再読み込み、再処理するための便利な手段を提供します。
測量ポイントを再処理する
この実習では、前の実習でMy Civil Tutorial Data フォルダに保存した Survey-2B.dwg を使用します。この図面を保存していない場合は、チュートリアル図面フォルダにある Survey-2B.dwg のコピーを使用することができます。ただし、この場合、測量データを更新すると、オブジェクトが重複してしまいます。
Survey 1
[読み込みイベント]コレクションを展開します。 コレクションが展開できない場合は、データベース名を右クリックし、[開いて編集する]をクリックします。
測量データを読み込んだときに指定した読み込みオプションが[ツールスペース]リスト ビューに表示されます。[ポイント識別子オフセット]が 10000 になっていることに注目してください。これは、各測量ポイントが読み込まれるたびに、10000 が元のポイント番号に追加されることを示しています。次の手順では、このオフセット値を削除します。
[ツールスペース]リスト ビューで、[番号]列の値と[元の番号]列の値を比較します。[番号]列には、読み込み時にポイント番号に追加された 10000 のオフセットが反映されています。
読み込み処理を中断するかどうか確認するメッセージが表示された場合は、[いいえ]をクリックします。
ポイントが再読み込みされ、ラインワークが再処理されます。
測量図形を更新して再処理する
Survey 1
[図形]コレクションの順に選択します。 BLDG7 図形が図面に表示されます。終端の線分セグメントが正しくないため、図形が閉じていません。測量ポイントを編集して、図形を修正します。


パネル
検索をクリックします。 [注釈]に 2 つのエラーが表示されています。- (ハイフン)が一方の値から省略されているため、線分が誤った方向に拡張されています。次に、閉じコード(close コード)が CLO になっていますが、ラインワーク コード セットで指定されている閉じコードは CLS です。
BLDG7 RT -36 12 CLS
次の測量ポイント オブジェクトの選択を求めるプロンプトが表示されます。コマンドが継続して利用可能な状態になるので、必要に応じて、測量ポイントのプロパティを続けて修正できます。
測量ポイントに関連付けられたラインワークの更新を求めるプロンプトが表示されます。
すべての測量ポイントは、生成された図形の定義に関与している可能性があるため再処理する必要があります。
この場合、図形ラインワークのみを更新する必要があります。ポイント座標は変更されません。
ラインワークが再処理され、測量図形が修正されます。

[名前を付けて保存]をクリックします。 次のチュートリアルを続けるには、「測量データを表示して編集する」へ進みます。