実習 1: グレーディング標高を編集する

この実習では、グレーディング基線の標高を編集します。グレーディングが標高の変化を反映するように調整されます。

計画線の標高を編集する

  1. チュートリアル図面フォルダにある Grading-4.dwg を開きます。

    この図面では、直角のビルディング パッドが周りのサーフェスに対し 3:1 勾配でグレーディングされています。緑の勾配パターンは、パッドからサーフェスに向かってグレーディングが下り勾配になっている盛土法面です。赤の勾配パターンは、パッドからグレーディングが上り勾配になっている切土法面です。

  2. [修正]タブ [標高を編集]パネル [標高エディタ] 検索をクリックします。
  3. 図面内で、グレーディング基線(長方形の線)を選択してください。
    注:

    ビルディング パッド グレーディングのサーフェス スタイルには、基線を選択しやすくするためにオフにされている境界があります。それ以外の場合は、サーフェス境界が基線の上部に表示されます。

    [標高エディタ]に、計画線の各コーナーの次のグレーディング設定が時計回りの方向で表示されます。開始ポイントは、左上のコーナーです。

    • [測点]: 計画線の始点からの距離。
    • [実際の標高]: 現在のポイントの標高。
    • [長さ]: 次のポイントまでの距離。
    • [前勾配]: 次の測点への勾配。この設定を調整すると、現在のポイントの標高は保持され、新しい勾配の次のポイントの標高が調整されます。
    • [後勾配]: 前のポイントからの勾配。この設定を調整すると、現在のポイントの標高が調整され、新しい勾配の次のポイントの標高は保持されます。

    さらに高度な操作: 計画線の標高を確認して編集する別の方法として、[修正]タブ [標高を編集]パネル [標高を編集] 検索をクリックすることもできます。このコマンドを使用すると、コマンド ラインでデータを編集することができます。

  4. [標高グレーディング エディタ]で、3 番目と 4 番目の行を[Shift]を押しながらクリックして選択します。
  5. いずれかの行の標高値をダブルクリックし、730 フィートに変更します。

    選択した両方の行の標高値が 730 フィートに変わります。標高の変化を反映して、グレーディングの形状、および[前勾配][後勾配]の値が変更されていることに注目してください。

計画線の勾配を編集する

  1. テーブルで最初の 3 つの行を選択します。[勾配または標高を平坦化]をクリックします。
  2. [平坦化]ダイアログ ボックスで、[一定勾配]を選択して[OK]をクリックします。

    最初の 2 つのポイントが同じ勾配に設定され、標高の変化を反映してグレーディングの形状が変更されます。勾配を平坦化すると、選択した最初と最後のポイントの標高値が保持され、その間のポイントの標高が変更されます。

  3. [勾配変化点のみを表示]をクリックします。

    2 番目の測点の行が非表示になります。これは、前の測点との間で勾配に違いがなかったためです。

  4. 最初の行で、[前勾配]の値を -3.000% に変更します。
  5. [勾配変化点のみを表示]をクリックします。

    手順 4 で行った変更を反映して、2 番目の測点の勾配が変化していることに注目してください。

  6. をクリックして[標高グレーディング エディタ]を閉じます。

このチュートリアルを続けるには、「実習 2: 切土および盛土の土量のバランスを調整する」に進んでください。