実習 2: サーフェスを簡略化する

この実習では、サーフェスの定義に使用するポイント数を縮減します。

サーフェスは、TIN エッジまたはポイントを削除することで簡略化できます。サーフェスを簡略化コマンドを使用すると、指定したパラメータに基づいて新しいポイントと TIN エッジが計算されます。元のサーフェス ポイントは、引き続き参照ポイント ファイルに残りますが、サーフェスの三角形分割で使用されなくなります。

この実習では、ポイントを削除する方法でサーフェスを簡略化します。この方法では、サーフェスからポイントがランダムに選択され、サーフェスの異なる領域のポイントの密度に基づいてポイントが削除されます。削除されるポイントは、ポイントの数が少ない領域よりも、ポイントの密集度が高い領域の方が多くなります。

注:

削除するポイントを指定することはできません。[サーフェスを簡略化]コマンドでは、サーフェス境界およびブレークラインの定義に使用するポイントは削除されません。

この実習は、「実習 1: 読み込むサーフェス データを制限する」から継続しています。

サーフェスを簡略化する

    注:

    この実習では、前の実習で変更を加えた Surface-2.dwg を使用します。

  1. [ホーム]タブ [画層]パネル [画層]ドロップダウンをクリックします。C-TOPO-CONT-MAJR-ORIG および C-TOPO-CONT-MINR-ORIG レイヤの横にあるをクリックします。

    これらのレイヤには、元の計曲線と主曲線を表すポリラインが含まれています。これらのポリラインで[サーフェスを簡略化]コマンドの結果を確認します。

  2. [修正]タブ [地盤データ]パネル [サーフェス] 検索をクリックします。
  3. [サーフェス]タブ[修正]パネル[サーフェスを編集]ドロップダウン[サーフェスを簡略化] 検索をクリックします。
  4. [サーフェスを簡略化]ウィザードの[簡略化方法]ページで、[ポイントの削除]オプションを選択します。
  5. [次へ]をクリックします。
  6. [リージョン オプション]ページで、次のパラメータを指定します。
    • [オブジェクトを選択]: オン
    • [中央縦距]: 1.000’
  7. [図面内で選択]をクリックします。
  8. 図面で、オレンジ色のコリドー境界をクリックします。

    [サーフェスを簡略化]ウィザードで、[リージョン内で選択するポイントの合計]の値を確認してください。これは、選択したリージョンの現在のポイント数です。

  9. [次へ]をクリックします。
  10. [縮減オプション]ページで、次のパラメータを指定します。
    • [削除するポイントの比率]: オン50%
    • [標高の最大変化]: オフ
  11. [適用]をクリックします。

    ウィザードの下部に表示される[削除するポイントの合計]の値を確認してください。この値は、選択した境界内で[サーフェスを簡略化]コマンドによって削除されたポイント数です。

    注:

    [適用]を再度クリックして[サーフェスを簡略化]コマンドを繰り返し、ウィザードを引き続き開いておきます。[完了]をクリックすると、[サーフェスを簡略化]コマンドが繰り返された後、ウィザードが閉じてしまいます。

  12. [キャンセル]をクリックします。
  13. サーフェスを拡大表示します。

    この実習の最初の時点と比較してポイントの密度が低くなり、同時に新しいグレーのサーフェス等高線が元の等高線とほとんど変わっていないことに注目してください。[サーフェスを簡略化]コマンドは、データの精度をほとんど犠牲にせずに、サーフェスで使用されるデータ量を縮減します。

    簡略化されたサーフェス

次のチュートリアルを続けるには、「サーフェスのスタイルと表示を変更する」へ進みます。