DWF ファイルの解像度を設定する

作成する DWF6 ファイルのベクトル グラフィックスおよびラスター グラフィックスのピクセル解像度を指定できます。解像度が高いほど精度が高くなり、ファイル サイズが大きくなります。

危険: ラスター解像度およびグラデーション解像度をベクトル設定よりも高く設定することはできません。

ベクトル解像度とラスター解像度の既定値を以下に示します。

印刷する目的で DWF ファイルを作成する場合は、使用するプロッタまたはプリンタの出力と一致する解像度を選択してください。表示用には、解像度を高くします(2400 dpi 以上)。たとえば、大きな地形図のように、大量の詳細情報を含む図面の DWF ファイルを作成する場合は、DWF ファイルの細部を詳細に表示できるように解像度を高く設定します。40,000 dpi 以上の解像度を使用するとファイル サイズがかなり大きくなる可能性があるため、必要な場合に限って使用してください。解像度の設定を高くすると、ラスター イメージの画質は向上しますが、印刷速度は低下し、必要なメモリ容量が大きくなります。

DWF 解像度の設定から生じる精度の違いの例として、世界地図を DWF ファイルとして出力するケースを考えてみましょう。中画質の設定では、カリフォルニア州程度のサイズの詳細レベルまでズームできます。高画質の設定では、市町村サイズの詳細レベルまでズームできます。最高画質の設定になると、建物サイズの詳細レベルまでズームできます。

操作方法

DWF ファイルの解像度を指定するには

  1. [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
  2. [プリンタ/プロッタ]領域で、[名前]リストから DWF 印刷デバイスを選択します。[プロパティ]をクリックします。
  3. [プロッタ環境設定エディタ]の[デバイスとドキュメントの設定]タブで、ツリー ウィンドウから[カスタム プロパティ]を選択します。
  4. [カスタム ダイアログにアクセス]領域で、[カスタム プロパティ]をクリックします。
    注: カラーおよびグレースケールの解像度設定には、現在のベクトル解像度の設定を超えない限り、150 ~ 100,000,000 の間の任意の数を入力できます。
  5. [DWF6 ePlot のプロパティ]ダイアログ ボックスの[ベクトルとグラデーションの解像度(インチあたりのドット数)]領域で[ベクトル解像度]と[グラデーション解像度]のリストから値を選択するか、または[カスタム]を選択してカスタム値を入力します。[OK]をクリックします。
  6. [DWF6 ePlot のプロパティ]ダイアログ ボックスの[ラスター イメージの解像度(インチあたりのドット数)]領域で[カラーとグレースケールの解像度]または[モノクロの解像度]のリストから値を選択するか、または[カスタム]を選択してカスタム値を入力します。[OK]をクリックします。
  7. [プロッタ環境設定エディタ]で、[OK]をクリックします。
  8. [プリンタ環境設定ファイルの変更]ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。次に、[OK]をクリックします。
    • [現在の印刷のみに変更を適用]を選択して、環境設定を DWF 環境設定ファイルに保存せずに、今回のみ優先させます。
    • [変更を次のファイルに保存]を選択して、環境設定の変更を DWF 環境設定ファイルに保存します。
  9. [印刷ファイルを参照]ダイアログ ボックスの保存先のリストから DWF ファイルの印刷場所を選択し、[保存]をクリックします。[OK]をクリックします。