FEA にエクスポートして解析を実行する

ここでは、有限要素解析プログラムに結果をエクスポートして、モデルを解析することができます。

  1. [ホーム] > [エクスポート] > [設定]をクリックします。
  2. [破断]タブに切り替え、[破断を有効化]チェック ボックスをオンにして、[OK]をクリックします。
  3. [ホーム] > [エクスポート] > [構造パッケージにエクスポート]をクリックします。
  4. ファイルを保存するフォルダを選択します。ファイル名を coupon_ame とし、[保存]をクリックします。
  5. エクスポートが終了したら、ファイルが書き込まれたフォルダに移動しします。3 つのファイル、coupon_ame.cdbcoupon_ame.hincoupon_ame.sif が表示されます。.cdb ファイルは入力ファイルで、修正された材料の定義が含まれています。.hin ファイル(Helius 入力ファイル)は、損傷の進展基準をコントロールします。.sif ファイル(構造インタフェース ファイル)には、マッピングされた繊維配向と Ramberg-Osgood 材料情報が含まれています。

解析を実行する前に、先ほどエクスポートした coupon_ame.cdb ファイルを開き、ポストプロセス コマンドを追加します。これらのポストプロセス コマンドを使用すると、解析の完了後に、荷重-変位の結果をテキスト ファイルにが自動的に書き出されます。

  1. テキスト エディタを使用して coupon_ame.cdb ファイルを開き、ファイルの最後までスクロールします。

  2. 次の行をコピーして、.cdb ファイルの最後に貼り付けます。

    /POST26
    *CFOPEN, coupon_ame_output, txt
    *VWRITE, 'Time', 'U2Top', 'U2Bottom', 'RF2'
    (A4, 5X, 6(A10,7X))
    NUMVAR,100
    
    NSOL, 2, 284, U, Y, U2
    NSOL, 3, 192, U, Y, U2
    RFORCE, 4, 21, F, Y, RF2
    
    ST ORE, MERGE
    *GET, size,  ACTIVE, 0, SOLU, NCMSS
    *DIM, STS, ARRAY, 100, 4
    VGET, STS(1,1), 1
    VGET, STS(1,2), 2
    VGET, STS(1,3), 3
    VGET, STS(1,4), 4
    *VWRITE, STS(1,1), STS(1,2), STS(1,3), STS(1,4)
    (F4.2, 10(',',3X, E12.6))
    *CFCLOSE
    
    FINISH
  3. ファイルを保存します。

これで、解析を実行する準備ができました。

  1. コマンド プロンプトを開き、.cdb、.hin、.sif のファイルがあるフォルダにナビゲートします(コマンド シェルのデスクトップ ショートカットを使用すると簡単にコマンド プロンプトを開くことができます)。

  2. 解析にモデルを送信するには、次のコマンドを入力します。

    >>ansys-helius 211 coupon_ame.cdb
    注: .cdb、.hin、.sif の各ファイルの名前は同じである必要があります。