特定の状態変数のコンター プロットを表示するのは、試験用断片の構造性能を評価するのに最適な方法です。特に、ここでは SVAR1 (破壊状態)と SVAR9 (母材の接線ヤング率)を確認します。
ジョブが完了したら、データベース ファイル coupon_ame.db を開きます。
データベースを開いた状態で、[Main Menu] > [General Postproc] > [Data & File Opts]をクリックして、coupon_ame.rst ファイルを見つけます。
[Main Menu] > [General Postproc] > [Read Results] > [First Set]をクリックします。
[PlotCtrls] > [Style] > [Displacement Scaling]をクリックし、0.0 (オフ)ラジオ ボタンを選択します。[OK]をクリックします。
コマンド プロンプトに PLESOL, SVAR, 9 と入力し、SVAR9 のコンター プロットを作成します。SVAR9 は、母材構成の接線ヤング率を表します。
試験用断片に引張変位荷重が適用されたら、解析ステップ([Main Menu] > [General Postproc] > [Read Results] > [By Load Step])を通じて SVAR9 を監視します。ノッチ付きゲージ領域の SVAR9 の値が、試験用断片の他の部分よりはるかに低くなるのが分かります。これは、大量の塑性または材料の軟化を示しています。
複合材料パーツの破壊状態 SVAR1 を確認するには、ここでコマンド プロンプトに PLESOL, SVAR, 1 と入力します。値が 1.0 の場合は、複合材料が破損していないことを示します。値が 2.0 の場合は、複合材料が破損していることを示します。
荷重履歴全体で SVAR1 を監視すると、ステップ時間 = 0.75 と 0.76 の間で破損の進行が非常に速いことが分かります。