Advanced Material Exchange には、ワークフローの一部の自動化に使用できるアプリケーション プログラミング インタフェース(API)が用意されています。API には、API.vbs という名前のスクリプトを介してアクセスします。このスクリプトの詳細を次に示します。
API.vbs スクリプトを実行するには:
Option Explicit
Option Explicit キーワードでは、すべての変数が Dim または ReDim キーワードを使用して明示的に宣言されている必要があります。 Option Explicit キーワードを使用するときは、宣言する前に使用された変数はエラーの原因となります。 このキーワードは、これを使用することでプログラミング エラーが減る可能性がある場合に使用することをお勧めします。
SetLocale("en-us")
SetLocale ("en-us")キーワードを使用すると、英語以外のシステムでは、強制的に数値が en-US 形式で解釈されます。 このキーワードを含めなければ、数値はシステムのネイティブ言語で解釈されます。
Dim Synergy
Set Synergy = CreateObject("ame.Synergy')
これらの 2 つの行は、最後に実行された Synergy (Advanced Material Exchange のユーザ インタフェース)のバージョンを起動する OLE オートメーション オブジェクトを作成します。Synergy のバージョンは、一度に 1 つのみを実行できます。
Synergy.SetUnits "SYSTEM"
ここで、SYSTEM パラメータには次のように設定できます:
Synergy.OpenProject "PATH"
ここで、PATH パラメータに、保存されたプロジェクトへの完全なフォルダ パス(例: "C:\AME\project.mps")を指定します。このキーワードは、指定されたプロジェクトを開きます。
Synergy.MapStructuralResults
このキーワードは、Moldflow 解析の結果の構造モデルへのマッピングに使用します。このキーワードを使用する前に、モデルを位置合わせする必要があります(alignment.res ファイルが作業フォルダにあることを確認)。
Synergy.SelectMaterialModel #
ここで、# パラメータは材料モデルの選択に使用します。# は、次のように設定することができます。
Synergy.ExportStructuralFiles "PATH",#,RESIDUAL STRAINS
ここで、PATH パラメータに、エクスポートする入力ファイルの完全なフォルダ パスとファイル名(例: "C:\AME\project.inp")を指定します。# パラメータでは選択する材料環境を特定し、RESIDUAL STRAINS パラメータでは、残留ひずみを .sif ファイルにエクスポートするかどうかを決定します。
# は、次の値を取ることができます。
RESIDUAL STRAINS は、次の値を取ることができます。
次のスクリプトは、既存の Advanced Material Exchange プロジェクトを開き、結果を構造モデルにマッピングし、最初の材料環境の弾性-塑性材料モデルを選択して、結果をエクスポートします。
'@
'@ Open project, map results, choose material model, choose environment, export
'@
'@
'@@
Option Explicit
SetLocale("en-us")
Dim Synergy
Set Synergy = CreateObject("ame.Synergy")
Synergy.SetUnits "METRIC"
Synergy.OpenProject "C:\Testing\example.mps"
Synergy.MapStructuralResults
Synergy.SelectMaterialModel 1
Synergy.ExportStructuralFiles "C:\Testing\example.inp",1, False, False
'
' Put remainder of code here.
'
MsgBox "Script Complete"
Wscript.Quit