ウェルド サーフェス

ウェルド サーフェス(一般にウェルド ラインまたはニット ラインと呼ばれます)は、射出成形プロセス中に発生します。射出成形プロセスでは、複数のゲートが使用されるか、フローが障害物の周囲で分断されます。フロー フロントが合流するとウェルド サーフェスが形成され、その結果としてパーツの機械的強度が大幅に低下します。Moldflow は、一般にウェルド サーフェスの形成の予測に使用されますが、ウェルド サーフェスがパーツの構造性能に与える影響を把握するためには、ウェルド サーフェスの情報を構造 FEA モデルに転送する必要があります。

Advanced Material Exchange のウェルド サーフェス機能では、予測される 3D ウェルド サーフェスを Moldflow から構造モデルにマッピングできます。たとえば、この機能では、低下した降伏強度を構造モデルにマッピングできます。以降のトピックでは、Advanced Material Exchange のウェルド サーフェス機能の使用方法について詳しく説明します。

注: Moldflow では、ウェルド サーフェスの予測は 3D 要素に制限されます。そのため、Advanced Material Exchange では、すべてのウェルド サーフェス機能が構造ソリッド要素に制限されます。