ボルト締結の疲労荷重の安全率

疲労荷重時のボルト締結で必要な最小安全率 nf は、疲労荷重と計算されたボルト締結の応力の比率 n f σ A / σ a または n f τ A / τ a で表すことができます。

疲れ荷重の安全率の推奨最小値は、n f =<1.5...3> の範囲で示されていて、疲れ荷重のパターンに左右されます。一般に、ボルト締結の疲れ荷重を考慮に入れると、逆荷重は変動荷重ほど好ましいものではありません。

次の図は、ボルト締結の安全性についての荷重進路の効果を示しています。推奨最小安全率の範囲は斜線の部分で、繰返し非対称係数 r = σ n / σ h の値に左右されます。