梁と支柱を計算する

梁と支柱を計算する

  1. リボンで、[デザイン]タブ [フレーム]パネル [梁/支柱カリキュレータ] の順にクリックします。
  2. コンポーネントのパラメータを指定します。コンポーネントのパラメータを定義するには、3 通りの方法があります。
    • [サイズ]列をクリックして、データを編集フィールドに手入力します。
    • [オブジェクト]が選択されていることを確認します。グラフィックス ウィンドウでコンポーネントを選択します。コンポーネントからデータが読み込まれ、テーブルに入力されます。カリキュレータによって Autodesk Inventor から転送されたパラメータはグレーで表示され、既定で編集フィールドがロックされます。編集フィールドのロックを解除して、そのようなパラメータを編集できます。Autodesk Inventor から転送されていないパラメータは黒で表示され、値を手動で入力できます。それらの編集フィールドをロックすることはできません。ただし、カリキュレータは断面係数(W x 、W y )、ねじり断面係数(W k )、およびねじり剛性係数(J k )のデータを読み取ることはできません。ただし、コンテンツ センターから挿入されたコンポーネントには、すべてのデータが保持されます。
    • [断面]をクリックして、梁の形状を選択し、適切な寸法を設定します。
  3. [モデル]タブで、次の操作を行います。
    • [計算のタイプ]グループ ボックスで、実行する計算の種類を選択します。選択した種類に応じて、[梁計算]タブまたは[支柱計算]タブが有効になります(両方のタブを同時に有効にすることもできます)。
    • [材料]グループ ボックスで、材料の値を指定します。このボックスをオンにすると、[材料データベース]が開き、テーブル内の値を編集できます。
  4. [梁計算]タブで、計算のプロパティを指定し、荷重と支持を指定します。
    注: [梁計算]タブは、[モデル]タブの[計算のタイプ]領域にある[梁計算]オプションを選択した場合に使用できます。
  5. [梁のグラフ]タブで、力やモーメントなど、梁の個々の荷重の図を確認します。
    注: [グラフ]タブは、[モデル]タブの[計算のタイプ]領域にある[梁計算]オプションを選択した場合にのみ有効になります。
  6. [支柱計算]タブで、計算のプロパティを指定し、荷重と支持を指定します。
    注: [支柱計算]タブは、[モデル]タブの[計算のタイプ]領域にある[支柱計算]オプションを選択した場合に有効になります。
  7. [計算]をクリックして、計算を実行します。[梁計算]タブ、[支柱計算]タブ、[梁のグラフ]タブの右側にある[結果]領域に結果の値が表示されます。
  8. HTML レポートを表示するには、[結果]をクリックします。
  9. [OK]をクリックすると、選択した計算が Autodesk Inventor に挿入されます。

[梁＆支柱カリキュレータ]に、コンポーネントの断面の値を入力します。

梁または支柱の計算を実行する際には、計算を実行して荷重と支持を設定するためのモデル データが必要です。モデル データの値は、[モデル]タブの[梁/支柱コンポーネント]領域に入力します。モデル データを得る方法は以下の 3 通りあります。

値を手動で入力する

[梁/支柱コンポーネント]領域に、梁または支柱コンポーネントの値を手動で入力します。[サイズ]列内の値をクリックして、値を入力します。すべての値を入力することをお勧めします。ただし、それらの値は必須というわけではなく、その計算は Autodesk Inventor のグラフィックス領域に挿入されます。[梁計算]タブに切り替えて[計算]をクリックすると、計算は失敗し、[メッセージの要約]領域のメッセージによって、計算を正常に実行するためにはパラメータの値がゼロであってはならないことが示されます。i

[断面]コマンドを使用する

  1. [設計]タブの[梁/支柱コンポーネント]領域で、[断面]コマンドをクリックします。
    注: [断面を反転]ボタンによって、梁断面が 90 度ずつ回転し、梁断面の寸法値が変化します。これによって X 軸と Y 軸が切り替わります。
  2. 使用可能な断面の一覧が表示されます。適切な断面プロファイルを選択します。該当するダイアログ ボックスで、断面の値を入力します。寸法や断面係数および慣性モーメントなどの値は、[梁/支柱コンポーネント]領域の編集フィールドに自動的に挿入されます。

コンテンツ センターのパーツからデータを読み取る

アセンブリに、コンテンツ センターを使用して挿入されたパーツが含まれている場合、梁＆支柱カリキュレータはそのパーツのデータを読み取ることができます。

注: この手順を使用できるようにするには、コンテンツ センターに接続している必要があります。
  1. アセンブリ ファイルで、[アセンブリ]タブ [コンポーネント]パネル [コンテンツ センターから配置]の順にクリックします。
  2. [カテゴリ表示]で[形鋼]を選択し、挿入するパーツを選択します。
  3. そのパーツをダブルクリックして、パーツ ダイアログ ボックスを開きます。そのパーツのパラメータを選択します。
  4. [OK]をクリックして、そのパーツをアセンブリに挿入します。[名前を付けて保存]ダイアログ ボックスで、パーツ名と保存場所を指定します。
  5. リボンで、[デザイン]タブ [フレーム]パネル [梁/支柱カリキュレータ] の順にクリックします。
  6. [モデル]タブで、[オブジェクト]コマンドが選択されていることを確認します。グラフィックス ウィンドウでパーツを選択します。必要なデータがすべて[梁＆支柱カリキュレータ]に挿入されます。灰色のデータは編集できません。
    注: コンテンツ センターのすべてのパーツで、すべてのデータを使用できるわけではないことに注意してください。失われているデータを[モデル]タブに手入力します。
  7. 値を変更するには、特定の編集フィールドの横にあるロック アイコンをクリックします。編集フィールドが編集可能になり、値を編集することができます。

[梁＆支柱カリキュレータ]を使用して梁と支柱を編集する
  1. デザイン アクセラレータの梁または支柱が既に挿入されている Autodesk Inventor アセンブリを開きます。
  2. 梁または支柱を選択し、右クリックして右クリック メニューを表示し、[デザイン アクセラレータを使用して編集]コマンドを選択します。
  3. 梁または支柱を編集します。計算値を変更した場合は、[計算]をクリックして強度チェックを確認します。計算結果は[結果]領域に表示されます。計算に失敗した入力は赤で表示されます(赤で表示された値はその他の挿入された値や計算基準とは一致しません)。計算についてのレポートは、[メッセージの要約]領域に表示されます。
  4. [OK]をクリックします。
親トピック: 梁＆支柱カリキュレータ