形式のオプション、フィルタの使用、およびその他のヒントに関する情報を示します。
新機能の紹介: 2024.2
図面の作成後、パーツ一覧を追加できます。パーツ一覧は、部品表(BOM)から作成され、部品表データベースに一覧表示されるパーツとサブアセンブリのすべてまたは指定部分のみを表示します。パーツ一覧には、次の 4 種類の情報を表示できます。
- [構成]
- [パーツのみ]
- [構造化(旧形式)]
- [パーツのみ(旧形式)]
図面環境から[部品表]ダイアログ ボックスを開き、アセンブリの部品表を編集できます。変更はすべて、アセンブリおよび対応するコンポーネント ファイルに保存されます。図面内で[部品表]ダイアログ ボックスからコンポーネントを開くには、セルを右クリックし、[開く]を選択します。
[パーツ一覧]ダイアログ ボックスでは、項目番号に対して加えた変更を、アセンブリ部品表に戻して保存できます。(旧形式のパーツ一覧では実行できません。)
ヒント:
- パーツ一覧をコピーして、別の図面シートまたは別の図面に貼り付けることができます。パーツ一覧をドラッグすることもできます。パーツ一覧にオーバーライドした内容は旧形式のパーツ一覧でも保持され、変換されたパーツ一覧に対するローカルのオーバーライドによって書き換えられます。パーツ一覧およびバルーンを含むシートを別の図面にコピーすると、そのパーツ一覧とバルーンもコピーされます。
- パーツ一覧または部品表エディタで、エントリを 1 つまたは複数選択します。右クリックして[開く]を選択し、関連付けられているコンポーネント ファイルを開きます。
- パーツ一覧およびキャンバスとブラウザで単一の行を選択すると、コンポーネントがクロスハイライト表示されます。[Ctrl]キーを押しながら複数の行をクリックすると、コンポーネントがキャンバスとブラウザでハイライト表示されます。
- パーツ一覧の行をダブルクリックすると、コンポーネント モデルが開きます。
- パーツ一覧の空いたスペースをダブルクリックすると、[パーツ一覧]ダイアログが開きます。
- パーツ一覧の任意の行にカーソルを置くと、その項目に関連付けられたすべてのインスタンスがハイライト表示されます。
パーツ一覧フィルタ
パーツ一覧から行をフィルタするには、パーツ一覧フィルタを使用します。フィルタは、パーツ一覧の配置後に[パーツ一覧]ダイアログ ボックスから適用するか、パーツ一覧スタイルで設定します。パーツ一覧フィルタを適用した結果としてフィルタされる項目(行)は、パーツ一覧エディタまたは図面内のパーツ一覧には表示されません。
次のタイプのパーツ一覧フィルタを使用できます。
- バルーン化項目のみ
- 標準コンテンツ
- 項目番号の範囲
- 購入項目
- アセンブリ ビュー リプレゼンテーション
パーツ一覧のスタイルを設定する
パーツ一覧の表示について、標準のスタイルを定義できます。パーツ一覧のスタイルを追加または編集するには、スタイルおよび規格エディタを使用します。現在のドキュメントについてパーツ一覧の外観や表示を定義できます。
特定のパーツ一覧について異なるスタイルを使用したい場合には、パーツ一覧の作成時またはパーツ一覧を図面に配置した後、スタイルを修正できます。または、パーツ一覧を、[注釈]タブの[スタイル]一覧から選択した別のスタイルと関連付けることができます。
パーツ一覧のスタイルに修正を加えても、[管理]タブ 
[スタイルと規格]パネル [保存] をクリックしない限り、スタイル ライブラリには影響しません。修正されたスタイルは、ライブラリ バージョンを置き換えて他のドキュメントに影響することがあるので、スタイル ライブラリを保存する場合は注意が必要です。
パーツ一覧を修正する
パーツ一覧を図面に配置した後で、パーツ一覧の設定を修正できます。ブラウザまたはグラフィックス ウィンドウのパーツ一覧を右クリックすると現れるメニューを使って、パーツ一覧の表示を変更するほか、次のような操作ができます。
[パーツ一覧を編集]を使用すると、次のことができます。
- パーツ一覧の列を追加または削除します。
- 複数の行を 1 つの共通行にグループ化します。
- パーツ一覧を並べ替えます。
- パーツ一覧のデータを外部ファイルにエクスポートします。
- テーブル レイアウトを変更します。
- パーツ一覧の項目番号を付け替えます。
- パーツ一覧のカスタム パーツの追加および除去を行います。
- 1 つのプロパティ フィールドの値を別のプロパティ フィールドの値で置き換えます。1 つのプロパティ フィールドの値の合計を、別のプロパティ フィールドの値の合計で置き換えることもできます。
- 計測単位などの書式のプロパティを定義します。
- パーツ一覧のタイトルとタイトルの位置を変更します。
ストック番号と部品番号のプロパティ
場合によっては、複数のコンポーネントに同じ部品番号が付いていても、各コンポーネントを別のものとして処理しなければならないことがあります。このような状況は、チューブ＆パイプ、フレキシブル ホース、ワイヤ、テープなどのカット長品目でよく見られます。このような状況に対応できるように、ストック番号という新しい部品表プロパティがすべてのコンポーネントに追加されました。
[ストック番号]列をパーツ一覧の[部品番号]列で置き換え、カット長項目のワークフローに対応します。置き換えの設定は、[列書式]ダイアログ ボックスで変更します。
DWF データをパブリッシュする
パーツ一覧を含む図面をパブリッシュすると、DWF ファイルにもパブリッシュされます。[ファイル] [エクスポート] [DWF ファイルにエクスポート]または[ファイル] [名前を付けて保存] [コピーを名前を付けて保存]をクリックします。DWF ファイルの種類と適切なオプションを指定します。
旧形式のパーツ一覧と変換されたパーツ一覧
パーツ一覧のある旧形式の図面を開くときに、パーツ一覧は自動的には変換されません。古いパーツ一覧をそのまま使用するか、手動でパーツ一覧を変換します。
パーツ一覧の変換では、パーツ一覧の内容を変更できます。同等な部品表のグループ化、部品表の数量のオーバーライド、部品表の構成属性の適用を行うことができます。変換の際に、結合は解除されます。
パーツ一覧を変換すると、ソースが同じであるパーツ一覧とバルーンもすべて変換されます。パーツ一覧のオーバーライドは、選択したパーツ一覧に関してのみ保持されます。
パーツ一覧を変換すると、部品表の構成、部品表の数量のオーバーライド、部品表の項目番号、同等なコンポーネントの自動結合を行えるという利点があります。