航空写真や衛星写真には、位置と尺度の情報がしばしば含まれています。この情報によって、イメージが「地理参照」されます。AutoCAD では、このような地理参照情報を使用できないため、イメージを正しく位置付けることができませんが、AutoCAD Map 3D ツールセットでは正しく位置付けることができます。
この演習では、カリフォルニア州レディングのデジタル ラスター グラフィック(DRG)を同じ市の図面に挿入します。関連付けられている TIFF ワールド ファイル(TWF)の情報を使用して、イメージを正しく位置付け、尺度を設定することができます。
ラスター イメージは、図面オブジェクトに道路などのコンテキストを与えます。
ラスター イメージを挿入するには
[情報]をクリックすると、プレビューとイメージの統計情報が表示されます。
[基礎とする配置設定]は、[ワールド ファイル]です。 実際のファイル名は、REDDING_DRG.tfw です。 このファイルは、チュートリアル サンプル ファイルをコピーした場所に格納されています。
ワールド ファイル内のデータによって、[挿入値を指定]の[挿入点][X]と[Y]の値が決定されます。これらの値がイメージを地理参照するため、図面内に正しく位置付けられます。
イメージが図面内に正しく位置付けられます。
このチュートリアルを続けるには、「演習 2: イメージ情報を表示する」へ進みます。