次のメソッドと 3ds Max システム グローバル変数は、3ds Max 時間コントロールに関連付けられています。
animButtonEnabled
ユーザが[オート キー](Auto Key)ボタンの状態を変更できるかどうかを指定するブール値です。
True に設定すると、[オート キー](Auto Key)ボタンの状態を変更できます。
False に設定すると、[オート キー](Auto Key)ボタンの状態を変更することはできません。
スクリプトでは、animButtonEnabled 値に関係なく、animButtonState を使って[オート キー](Auto Key)ボタンの状態を変更できます。
animButtonState
[オート キー](Auto Key)ボタンの状態をブール演算値として取得/設定できます。
True に設定されている場合、[オート キー](Auto Key)ボタンはオンになり、シーン オブジェクトを変更するとアニメーションキーが作成されるようになります。
False に設定すると、[オート キー](Auto Key)ボタンはオフになります。
履歴: 初期の 3ds Max バージョンでは、[セット キー](Set Key)モードがなく、[オート キー](Auto Key)ボタンは[アニメート] (Animate)ボタンと呼ばれていました。この名前は、互換性を維持するために残されています。
animateMode
[オート キー](Auto Key)ボタンの状態に影響を与えないで、アニメート モードを取得/設定できます。3ds Max 2017 以降で使用可能です。
True に設定されている場合、オブジェクトのプロパティを変更するとアニメーション キーが設定されますが、[オート キー](Auto Key)ボタンはオンになりません。
sliderTime
3ds Max タイム スライダに関連付けられている時間を定義する時間値を取得/設定します。
3ds Max アニメーション再生を開始および終了する 2 つの関数が用意されています。 これは、基本的に 3ds Max ユーザ インタフェースで再生ボタンを押すことと同じです。
これらの関数は次のとおりです。
playAnimation [ #selOnly ] immediateReturn:<boolean>
stopAnimation()
オプションの引数 #selOnly
を playAnimation()
に指定すると、現在選択されているオブジェクトだけがアニメートされます。
immediateReturn
を False に設定するかまたは指定しないで、[リアル タイム再生](Real Time Playback)がオンになっている(realTimePlayback = true
)場合、このメソッドはアニメーションの再生が停止するまで返されません。
immediateReturn
を True に設定するか、[リアル タイム再生](Real Time Playback)がオフになっている(realTimePlayback = false
)場合、このメソッドはすぐに返されます。
これらの関数を使用するタイミングには、重要な制約があります。
playAnimation()
を呼び出すことは、3ds Max 内部でのスレッド ブロック呼び出しであり、これは、ユーザが再生終了ボタンを押して再生を終了するまで、または別のスレッドが stopAnimation()
を実行するまで戻りません。
MAXScript で後者の操作を実行する唯一の方法は、ボタン押しハンドラなどのスクリプトで書かれたロールアウト パネル ハンドラから、またはスクリプトで書かれたコントローラ スクリプトから stopAnimation()
を呼び出すことです。
リスナーから実行したコード内で playAnimation()
を呼び出した場合、リスナーから stopAnimation()
を呼び出すことはできません。リスナーが playAnimation()
呼び出し内でブロックされているためです。
isAnimPlaying()
アニメーションが現在再生中の場合は True を返し、再生されていない場合は False を返します。
3ds Max 2008 以降 で使用可能です。従来、Avguard 機能拡張として提供されていた機能です。
[時間設定](Time Configuration)ダイアログ ボックスのオプションを設定するメソッドについては、「[時間設定](Time Configuration)ダイアログ ボックス」も参照してください。