ドリブン キー

キーフレーム アニメーションでは、タイム スライダ(Time Slider)で時間にアトリビュート値をキー設定します。この手順を繰り返して、いろいろな時間にいろいろな値を設定し、オブジェクトをアニメートすることができます。相互に関係する複数のオブジェクトやアトリビュートをアニメートする場合、キーフレームの設定は複雑な作業になります。

ドリブン キーを設定することは、別のアトリビュートを使用してオブジェクトまたはアトリビュートのアニメーションをドライブするためのテクニックです。ドリブン キーを使用して、一組のアトリビュート間に依存リンクを作成します。ドライバ アトリビュートを変更すると、ドリブン アトリビュートの値も変わります。アトリビュート間のこのリレーションシップを確立すると、ドリブン アトリビュートを個別にアニメートする必要がなくなり、ドライバ オブジェクトをアニメートすると自動的に行われるようになります。

これにより、アニメーションのタイプによってはより効率的にすることができます。たとえば、ドリブン キーを使用して、歩いてきたキャラクタがドアの前に立ったときに、ドアが開くようにすることができます。

ドリブン キーは実際にはドリブン オブジェクトをアニメートせず、ドリブン アトリビュートをドライバと関連付けるだけだということを理解することが重要です。ドリブン オブジェクトはドライバを操作すると変更に反応しますが、ドライバ オブジェクトにキーフレームを設定するまではシーンを再生しても何も起こりません。ドリブン キーがアトリビュートを時間にリンクしていないため、タイム スライダ(Time Slider)はドリブン キー リレーションシップに含まれておらず、ドリブン キーにマーカーは表示されません。

ドリブン キーの設定(Set Driven Key)を使用してアトリビュートをリンクする」も参照してください。