BOSS EXRInfluence では、EXR ファイルを使用して、BOSS ソルバでコントロールされる水面に対して波紋ジェネレータやコライダなどが与える影響を「ペイント」することができます。たとえば、アニメートされたテクスチャを使用して、雨粒を作成できます。
最適な結果を得るには、EXR ファイルを作成するときに、次に示すガイドラインに従ってください。
- イメージはシーンのワールド X 軸とワールド Z 軸のシミュレートされた領域に一致するようにストレッチされるため、イメージのアスペクト比がベース メッシュ(波ソルバの場合)およびパッチ サイズ(スペクトル ソルバの場合)のアスペクト比と一致する必要があります。
- 波の生成用のマスクを定義するために R チャネルを使用します。1.0 はジェネレータの内部、0.0 はバックグラウンドを表します。アウトラインをかなり明確に維持します。
- 同じ方法で、波の衝突用のマスクを定義するために G チャネルを使用します。
ソルバにインフルエンスを適用するには、「BOSS のインフルエンスを追加、編集する」を参照してください。
EXR ファイル アトリビュート(EXR File Attributes)
- EXR ファイル名(EXR Filename)
- EXR ファイルのパスとファイル名です。
トークン
<project>、
<scene>、
<object>、
<influence>、
<frame>、
<f> を使用して、キャッシュフォルダとファイル名を指定します。csh スタイルを使用して、トークンを指定することもできます(たとえば、
$frameなど)。
- 時間(Time)
- メッシュをサンプリングするための評価時刻を指定します。この値は通常、シーン タイムに直接接続されています。
グローバル アトリビュート(Global Attributes)
- 時間(Time)
- 読み込むフレームの時間です(
<frame> または
<f> が EXR ファイル名で指定されている、アニメートされたメッシュを使用している場合)。この値は通常、シーン タイムに直接接続されています。
- 時間オフセット(Time Offset)
- シーンのフレームおよび EXR シーケンスが位置合わせされていない場合に、読み込むフレーム番号に設定されるオフセットです。
ジェネレータ アトリビュート(Generator Attributes)
- ジェネレータ(Generator)
- インフルエンスの周りに波紋を生成します。
- 振幅(Amplitude)
- 生成された波紋の高さの乗数です。
- ジェネレータの拡大(Generator Expand)
- 波紋を生成する領域を拡大する量です。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
- ジェネレータのスムージング(Generator Smooth)
- 拡大後にジェネレータの輪郭をスムーズにするために使用される半径です。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
- ジェネレータ オフセット X(Generator Offset X)、ジェネレータ オフセット Z(Generator Offset Z)
- ワールド軸に沿って波紋を生成する領域をオフセットします。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
コライダのアトリビュート(Collider Attributes)
- コライダ(Collider)
- インフルエンスと衝突する波を反射します。
- コライダの縮小(Collider Shrink)
- 波を反射する領域を縮小する量です。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
- コライダのスムージング(Collider Smooth)
- 縮小後にコライダの輪郭をスムーズにするために使用される半径です。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
- コライダ オフセット X(Collider Offset X)、コライダ オフセット Z(Collider Offset Z)
- ワールド軸に沿って波を反射する領域をオフセットします。ソルバの解像度に基づいて、ピクセル単位で表されます。
診断(Diagnostics)
- デバッグ(Debug)
- 出力ウィンドウ(Output Window)に出力されるメッセージの詳細度を設定します。
- 0 = メッセージなし。
- 1 = エラー メッセージのみ。
- 2 = エラーおよび警告メッセージ。
- 3 = エラー、警告、および情報メッセージ。