モーション ブラーは、アニメートされたシーン内のオブジェクトをぼかして、移動の効果を与えます。
シーン全体または特定のオブジェクトに対してモーション ブラーを有効にして、調整することができます。シーン内にまったく動かないサーフェスやほとんど動かないサーフェスがある場合は、そのサーフェスに対してはモーション ブラーを有効にしないでください。多くの場合、オブジェクト単位で設定を調整することで、処理速度が速くなり、レンダリング スピードへの影響も小さくなります。
オブジェクトのシェイプ ノードを選択するときに、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を使用して、レンダリング詳細(Render Stats)セクションの下でオブジェクト単位でモーション ブラー(Motion Blur)を有効にします。
Maya ハードウェア レンダリングの仕様
3D モーション ブラーのみサポートされています。
ビューポートでモーション ブラーを有効にすることができます。この設定を調整するには、レンダラ > ビューポート 2.0(Renderer > Viewport 2.0) > 
を選択し、モーション ブラー(Motion Blur)セクションで設定を調整します。「ビューポート 2.0 オプション」を参照してください。
Arnold for Maya レンダリングの仕様
Arnold for Maya を使用してレンダリングしているときにモーション ブラーを設定するには、「Arnold for Maya ユーザ ガイド」を参照してください。
Maya ソフトウェア レンダリングの仕様
Maya ソフトウェアでは、2D と 3D の両方のモーション ブラーがサポートされています。
モーション ブラーを設定するには、レンダー設定(Render Settings): Maya ソフトウェア(Maya Software)タブのモーション ブラー(Motion Blur)セクションの設定を調整します。
一般的なモーション ブラーと Maya ソフトウェア レンダリングの制限事項
- モーション ブラーによって並列評価モードが無効になります。つまり、キャッシュされた再生(Cached Playback)を使用できます。
- モーション ブラーはソフトウェア パーティクルでは効果がない
- 移動するオブジェクトをライトで照らす場合、オブジェクトのシャドウに正しいブラーが適用されません。
- 移動するスポット ライトがサーフェスを照らしている場合、サーフェス上を移動するスポット ライトの光線にブラーが適用されません。
- レイ トレースの反射/屈折では、モーション ブラーがレンダーされません。
関連項目
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モーション ブラーの詳細については、焦点およびブラーを参照してください。