このリリースの新機能は次のとおりです。
3D 解析における収縮や反りの予測精度を向上させるために、測定済み収縮データを利用できるようになりました。これを実行するには、、材料特性で収縮テスト調整済み機械的特性(STAMP)収縮モデルを選択します。新しい STAMP 収縮モデルには、新しい材料特性テストは必要ありません。代わりに、Midplane および Dual Domain 反り解析で CRIMS モデルに適合させるために使用したものと同じ測定済み収縮データが使用されます。古いスタディ ファイルで STAMP 収縮モデルを使用するには、材料データベースから材料を選択し直す必要があります。これにより、必要な材料データが解析に取り込まれます。
四面体要素にホット ゲート(3D)要素タイプを設定できるようになりました。これにより、四面体要素にバルブ ゲート プロパティを割り当てることができます。3D バルブ ゲートでは、瞬時のオープン/クローズのみを使用できます。
リアクティブ成形プロセスに対してユーザ粘度関数を実装できるようになりました。この機能は、研究者が変更された粘度モデルをテストする場合に役立ちます。ソルバー API を使用して、ソフトウェアで現在考慮されていない新しい粘度モデルを実装するユーザ粘度関数を作成します。熱可塑性材料については、前バージョンのソフトウェアにユーザ粘度関数のソルバー API サポートが既に存在しています。
相変化する物理発泡剤を化学発泡成形プロセスに含めることができます。物理発泡剤から生成された発泡ガスは、PU 反応から生成された発泡ガスを使用する PU 発泡成形プロセスに役立ちます。これにより、PU 発泡成形プロセスで充填が容易になります。
3D 解析に繊維配向の異方性が樹脂熱伝導率に与える影響を含めることを選択できます。温度を計算するエネルギー方程式に、繊維の影響を含めることができます。この新しいオプションを有効にすると、圧力、温度、および反り変形の予測に影響し、新しい熱伝導率テンソル結果が生成されます。
3D 解析で繊維配向の異方性が樹脂のレオロジーに及ぼす影響を考慮できるようになりました。樹脂流動の運動量方程式とエネルギー方程式に、繊維配向の影響を含めることができます。このオプションは、充填パターン、圧力、繊維配向、反り変形の予測に影響します。このオプションを有効にすると、計算に時間がかかります。
反り拘束を使用すると、成形して剛性構造に取り付けた後の成形品形状を予測できます。しかし、スタディ ファイルでは通常、冷却中の樹脂の収縮に対応できるように拡大した金型キャビティ寸法を使用します。つまり、予想される熱収縮を考慮して、反り拘束の位置を調整する必要があります。反りソルバーのパラメータに、反り拘束の位置を自動的に調整するオプションが追加されました。調整は、指定した金型収縮許容値に基づいて行われます。
このオプションでは、新しい成形品設計からの偏差変位量結果も生成されます。この新しい結果では、予測される最終形状と意図した成形品設計寸法が比較されます。これに対し、通常の変位量結果では、予測される最終形状とスタディ ファイルの寸法が比較され、この寸法に金型収縮許容値が含まれている場合があります。
このリリースでは、3D リアクティブ プロセスに、新しいオプション「注入口コンバージョンを樹脂初期コンバージョンに保持」が使用できるようになりました。このオプションをオンにすると、充填中またはリアクティブ射出圧縮成形の V/P 切り替え前の射出バレル内の反応が計算されません。この設定は、射出位置またはその付近で反応剤を連続的に組み合わせるプロセスに適しています。このオプションは、射出前にすべてのリアクティブ コンポーネントが射出バレル内に含まれているプロセスには適していません。
最小/最大を表示ツールは、3D 結果の最大および最小データ点を特定するため、3D 空間に極値を表示することでより深く分析できます。
最小/最大を表示は、3D メッシュおよび選択した結果でサポートされています。詳細については、「結果の最小値と最大値を表示する」を参照してください。

ヒストグラム プロットを使用すると、3D 結果データをヒストグラム形式で視覚的に表現できます。これによってデータ分布が視覚的に表現されるため、結果の解析と解釈をより効果的に行うことができます。
ヒストグラム プロットは、3D メッシュおよび選択した結果でサポートされています。詳細については、「ヒストグラム機能を有効化およびカスタマイズする」を参照してください。
