Pose オプション

ポーズとは、特定のフレーム上での静止したキャラクタ位置設定です。モーション サイクルを作成するには、トラック上にポーズを挿入してキャラクタの開始位置または終了位置を指定します。カットの始まりをあるポーズで開始させ、終わりを別のポーズで終了させるには、ポーズごとにトラックがある必要があります。ポーズのゴーストは Viewer ウィンドウに表示され、テイクの再生時は動きません。

各ポーズには、識別文字と、選択されたときに表示されるフレーム番号があります。Result トラックでポーズを選択すると、ハンドルがカットの中央に表示されます。このハンドルを調整し、カットとポーズ間のブレンドを開始するタイミングを選択します。

Pose オプションは、トラック内のポーズとカットに対して操作を行います。

Insert

タイムライン インジケータがある位置で、ポーズを選択したトラック上に設定します。位置を変更するには、ポーズをクリックして左右にドラッグするか、または値をダブルクリックしてフレーム番号を入力します。

フレーム番号が表示されているときは、ポーズが選択されています。ポーズのゴーストは Viewer ウィンドウで静止位置で表示されます。テイクの再生時にはゴーストの動きはもう見られません。

カット領域でポーズを表す線の色は、そのトラックに対応するゴースト、ルート、カットと同じ色で表示されます。

次の図では、ポーズA のトラックのゴーストがレンダリングされた別のトラックの人物の横に表示されています。ポーズ A のフレーム番号は、このポーズが選択されていることを示します。ポーズの線の色はゴーストと同じです。

A. ポーズ A のトラックのゴースト B. ポーズA のフレーム番号は、このポーズが選択されていることを示しま す。

ポーズは複数使用でき、エディット内ではアルファベットの連続タグで識別されます。

ポーズ ブレンドを正しく行うため、Start Pose または Stop Pose を設定する前に、ポーズのゴーストの位置を移動、回転しておく必要があります。これにより、ポーズのゴーストがカットの開始時のキャラクタと同じ位置に立っていない、あるいは同じ方向を向いていない場合に起こるジャンプやスライドを防ぐことができます。

注: アニメーションがプロットされているスケルトンのポーズのみ使用できます。

Remove

選択したポーズを削除し、残りのポーズの名前を変更します。たとえば、A というポーズを削除して B と C というポーズが残った場合、残った 2 つのリファレンスの名前は A と B に変更されます。

Start Pose

Result トラックの開始点のポーズを定義します。複数のポーズがある場合は、Start Pose を繰り返しクリックすると、使用できるポーズを一巡できます。また、Start Pose で Result トラックのカットの開始点に定義したポーズを削除することもできます。

Stop Pose

Result トラックの終了点のポーズを指定します。複数のポーズがある場合は、Stop Pose を繰り返しクリックすると、使用できるポーズを一巡できます。また、Stop Pose では、Result トラックのカットの終了点に定義したポーズを削除することもできます。