mobupy と pip を使用して Python パッケージを管理する

標準の Python パッケージ管理システムである pip を MotionBuilder の Python インタプリタ内で使用して、Python パッケージのインストールおよび照会を行うことができます。

pip は、、MotionBuilder Python インタプリタの mobupy を使用してコマンド ラインから呼び出されます。 MotionBuilder Python スクリプト エディタからは呼び出せません。

mobupy は、Windows では C:¥Program Files¥Autodesk¥"MotionBuilder <VersionNumber>"¥bin¥x64、Linux では /usr/autodesk/MotionBuider<VersionNumber>/bin/linux_64 にあります。

パッケージをインストールするには、Windows の場合は管理者権限、Linux の場合はスーパー ユーザ権限が必要になります。

pip は、既定では、MotionbBuilder のインストール フォルダにパッケージをインストールします。 ここにパッケージをインストールするには、Windows の場合は管理者権限、Linux の場合はスーパー ユーザ権限が必要になります。管理者権限またはスーパー ユーザ権限を持っていない場合、または MotionBuilder のインストール フォルダにパッケージをインストールしない場合は、--user フラグを使用して、ユーザ スペースにパッケージをインストールすることもできます。

プラットフォーム MotionBuilder の site-packages フォルダへのインストール ユーザ スペースへのインストール
Linux sudo ./mobupy -m pip install <flags> <package> ./mobupy -m pip install <flags> --user <package>
Windows mobupy -m pip install <flags> <package>

(管理者として実行しているコマンド ウィンドウから実行)

mobupy -m pip install <flags> --user <package>

また、MotionBuilder の site-packages フォルダからパッケージをアンインストールする場合も、管理者権限またはスーパーバイザ権限が必要になります。

Linux sudo ./mobupy -m pip uninstall <package>
Windows mobupy -m pip uninstall <package>

pip は、MotionBuilder パッケージのメンテナンスに役立ちます。 インストールされたパッケージのリストを表示するには、./mobupy -m pip list (Linux)、および mobupy -m pip list (Windows)を実行します。

pip の詳細については、『pip ユーザ ガイド』を参照してください。