Live Shadow シェーダを使用すると、リアルタイムでモデルにシャドウを適用することができます。シャドウの強度や、シーン内でシャドウを作るライトとオブジェクトを指定できます。
Live Shadow シェーダの設定を調整し、Live Shadow シェーダを平面に適用または追加適用します。
Live Shadow シェーダを平面に適用すると、選択した平面のテクスチャ、マテリアル、その他のシェーダがリアルタイム シャドウの新しいレイヤに置き換えられます。平面のシャドウのない領域が透明になります。
Live Shadow シェーダを平面に追加適用すると、すでに平面上にあるシェーダの上にリアルタイム シャドウのレイヤが生成されます。選択した平面のマテリアル、テクスチャ、あるいは以前に作成したシェーダを保持する場合は、Append オプションを使用します。
Shadow Type メニューでは、5 種類の異なるシャドウを選択できます。
シャドウのタイプ | エフェクト |
---|---|
Planar Shadow | 既定のシャドウ設定です。暗いシャドウ領域を平面上にのみ作成するには、このシャドウ タイプを使用します。 |
Projective Shadow | テクスチャ投影を使用してシャドウを作成します。Planar Shadow と同様にシャドウ領域を暗くしますが、平面ではない部分にシャドウを適用できます。 |
Projective Light Map | Projective Shadow と同様に、テクスチャ投影を使用します。ただし、シャドウ領域を暗くせず、そのままの状態にします。つまり、ライトに照らされた領域が明るく輝きます。Projective Light Map は、平面ではない部分にシャドウを適用できます。 |
Projective Z Shadow | ブーリアン アルゴリズムを使用して自分のシャドウを作成することを除いて、Projective Shadow に似ています。このシャドウは透明度のあるオブジェクトには作用しません。 |
Projective Z Light Map | ブーリアン アルゴリズムを使用して自分のシャドウを作成することを除いて、Projective Light Map に似ています。 |
Shadow Intensity スライダを使用すると、選択したオブジェクトが作るシャドウの暗さを操作できます。既定の強度は 100.0%です。
Shadow Intensity はグローバル値なので、Live Shadow シェーダで作成したすべてのシャドウの強度に影響します。シャドウの強度は、ライト設定の Light Intensity オプションの影響も受けます。Light Intensity は、個々のライトに指定するローカル値です。
Shadow Z Offset フィールドは、シャドウ タイプを Projective Z Shadow または Projective Z Light Map に設定したときにだけ使用できます。
Shadow Z Offset フィールドを使用すると、選択したオリジナルの平面から Live Shadow シェーダの平面のオフセットを指定できます。このフィールドでは、オブジェクトが平面にシャドウを作る方向を変更します。
これは、2 つの平面、オブジェクト、あるいはシェーダが互いに近すぎて 2 つの場所の間で競合が発生する場合に便利です。
Local (Per Object Shadow)オプションは、シャドウ タイプを Projective Shadow または Projective Light Map に設定したときにだけ使用できます。
各オブジェクトに対して正確にシャドウを投影できるには、Local (オブジェクト シャドウ単位)オプションをオンにします。これにより、正確なシャドウの投影が可能になりますが、表示速度が低下します。
Local (Per Object Shadow)オプションをオフにすると、投影されるすべてのシャドウが 1 つの大きな投影に結合されます。この方法では、精度は落ちますが、多数のシャドウを 1 つのシャドウで作成するので、表示速度は低下しません。
Use Gobo オプションは、シャドウ タイプを Projective Shadow または Projective Light Map に設定したときにだけ使用できます。
シャドウ マップの計算にゴボを含めたい場合に Use Gobo オプションをオンにします。Gobo の詳細については、「ゴボをスポット ライトにアタッチする」を参照してください。
Framing Type オプションは、シャドウ タイプを Projective Shadow または Projective Light Map に設定したときにだけ使用できます。
Framing Type メニューを使用して、シャドウ計算方法を選択します。
Shadow Receiver を、Shadow Receiver の大きさによるシャドウ計算の基本として選択します。
Shadow Caster を、Shadow Caster の大きさによるシャドウ計算の基本として選択します。
Alt キーを押しながら、シャドウを作るシーン内の任意のライトを Lights Producing Shadows フィールドにドラッグします。フィールドの横の Lights Producing Shadows ボタンをクリックして、アセットリストを表示し、シーン内のライトから選択することもできます。
Lights Producing Shadows 領域には、シャドウを生成するシーン内のライトすべてが表示されます。ライトを使用して Live Shadow シェーダを使用する平面上にシャドウを生成する場合は、ライトを選択し、Alt キーを押しながらこのリストにドラッグします。
Alt キーを押しながら、シャドウを作るシーン内の任意のモデルを Models Casting Shadows フィールドにドラッグします。フィールドの横の Models Casting Shadows ボタンをクリックして、アセット リストを表示し、シーン内のモデルから選択することもできます。
Models Casting Shadows 領域には、シャドウを投影するシーン内のオブジェクトすべてが表示されます。オブジェクトを使用して Live Shadow シェーダを使用する平面上にシャドウを投影する場合は、オブジェクトを選択し、Alt キーを押しながらこのリストにドラッグします。