ニチノール材料は、非線形解析でのみ使用されます。[タイプ]ドロップダウンから[ニチノール]を選択すると、次の材料セクションを使用できます: [一般]、[構造]、[ニチノール]。
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[一般]および[構造]
- [一般]および[構造]セクションでは、ヤング率、せん断弾性係数、ポアソン比、線膨張係数、質量密度を入力できます。
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[ニチノール]
- この材料特性は、形状記憶合金に使用されます。
- これには圧力係数 および最大残留ひずみ が必要です。
- オーステナイトに指定したデータをマルテンサイトに使用して(またはその逆)、変態応力を計算できるように、変態応力と温度を組み合わせることができます。
- オーステナイトからマルテンサイトへの変態用の開始応力は、SSAS -CAS*TSAS です。
- オーステナイトからマルテンサイトへの変態用の終了応力は、SFAS -CAS*TFAS です。
- マルテンサイトからオーステナイトへの変態用の開始応力は、SSSA -CSA*TSSA です。
- マルテンサイトからオーステナイトへの変態用の終了応力は、SFSA -CSA*TFSA です。
- 温度は、次の関係を満たす必要があります。
TFAS<TSAS<TSSA<TFSA
- BTAS と BTSA がゼロである場合、材料モデルは線形です。BTAS と BTSA がゼロ以外の場合、材料モデルは、BTAS と BTSA を係数とする指数です。