カスタム ダイアログ ボックスを使用して、ユーザからの入力を取得したり、AutoCAD のユーザ インタフェースの機能を拡張することができます。
AutoCAD Managed .NET クラスは、アプリケーションが多くの AutoCAD UI リソースにアクセスしたり、新しいダイアログ ボックスやフォームを組み込めるようにします。Autodesk.AutoCAD.Windows 名前領域の一部のクラスは、AutoCAD のフィーチャ ダイアログ ボックス([線種]、[色]など)にアクセスできるようにします。これらのクラスは、フォームを表示する ShowDialog メソッドを提供します。これらのクラスを使用すると、アプリケーションは、ダイアログ ボックスのサイズと位置の設定の持続性を自動的に取得します。
Autodesk.AutoCAD.Windows 名前領域は、AutoCAD のユーザ インタフェースのいくつかの拡張可能要素(パレットやパレット セット、トレイの項目、ステータス バーなど)にアクセスできるようにするインタフェースも公開します。ツールパレットに関連するクラスやインタフェースは、Autodesk.AutoCAD.Windows.ToolPalette 名前領域にあります。AutoCAD アイコン、さらにクリック点や選択セットのビットマップには、Autodesk.AutoCAD.Windows.Visuals クラスを介してアクセスできます。
AutoCAD Managed .NET API のカスタム ダイアログ ボックスやフォームは、System.Windows.Forms 名前領域からのクラスを直接拡張します。ただし、このようなアプリケーションでは、Form.ShowDialog メソッドは呼び出すべきではありません。代わりに、Autodesk.AutoCAD.ApplicationServices.Application.ShowModalDialog メソッドと ShowModelessDialog メソッドを使用して、カスタム フォームを表示してください。AutoCAD Extension アプリケーションで Form.ShowDialog を使用すると、予期しない動作になる場合があります。