スキーマティック タイプによって設定される断熱プロパティを使用する

スキーマティック タイプにより、概略設計における建物要素の断熱プロパティが設定されます。

その後のエネルギー解析では、対応する断熱プロパティが使用されます。このプロパティは、既定のコンセプト タイプよりも詳細な情報を提供します。

スキーマティック タイプを使用する、特定の要素カテゴリを選択できます。スキーマティック タイプで変更されない要素カテゴリでは、引き続き既定のコンセプト タイプを使用します。[詳細化された要素]オプションが有効になっている場合は、スキーマティック タイプ(およびコンセプト タイプ)よりも、マテリアルベースの断熱プロパティが優先されます(設定されている場合)。

注: ドアの場合、[スキーマティック タイプ]ダイアログで別のドア タイプを選択している場合でも、R2 木製ドアの断熱プロパティがエネルギー解析で使用されます。屋内ドアは内壁(開口部なし)としてモデル化されます。それらには、内壁に既定として設定されているコンセプト タイプが割り当てられます。

スキーマティック タイプによって設定される断熱プロパティを使用するには

  1. [解析]タブ [エネルギー最適化]パネル (エネルギー設定)をクリックします。
  2. [エネルギー設定]ダイアログの[他のオプション]で、[編集]をクリックします。
  3. [エネルギー詳細設定]ダイアログの[スキーマティック タイプ]で、[値]列をクリックし、 をクリックします。

    [スキーマティック タイプ]ダイアログに要素カテゴリの一覧が表示されます。すべてのカテゴリで[優先]チェックボックスがオフになっています。

  4. [スキーマティック タイプ]ダイアログで、次の操作を実行します。
    1. スキーマティック タイプで設定される断熱プロパティを使用するカテゴリで、[優先]を選択します。[解析用性能]列で、ドロップダウン リストを使用して、希望する構成を選択します。
      注: すべてのカテゴリに対して[優先]を選択するには、[すべて]をクリックします。[なし]をクリックすると、逆の操作になります。
    2. 一部のカテゴリに、コンセプト タイプで設定される断熱プロパティを引き続き使用するには、そのカテゴリの[優先]チェックボックスをオフにします。
    3. [OK]をクリックします。

次にエネルギー解析を実行すると、指定したスキーマティック タイプ(解析用性能)の断熱プロパティが要素カテゴリに対して使用されます。

スキーマティック タイプの前提条件については、このファイルをダウンロードしてください。