参照線分を使用すると、ファミリの要素をアタッチできるパラメトリック ファミリ フレームワークを作成できます。
例
- ドア スイングの角度をパラメトリックにコントロールするには、参照線を使用します。参照線に適用されている角度パラメータは、その面にアタッチされている要素をもコントロールします。
参照線のコントロールにより開閉するドアを備えた本棚ファミリ
- 参照線を使用して、エルボ継手の曲線の角度をコントロールします。
参照線のコントロールにより角度が付けられたL型配管継手ファミリ
参照線は独自のカテゴリを備える基準オブジェクトです。参照線を選択すると、二重の面が表示されます。参照線を出力すると、その表示は参照面と作業面の非表示オプションの影響を受けます。
直線の参照線は、その上にスケッチするための 4 つの面またはサーフェスを提供します。1 つは、線の作業面に平行で、もう 1 つはその面に垂直、他の 2 つはそれぞれの端点にあります。すべての面は参照線を通ります。これらの面は、参照線が選択またはハイライト表示されるとき、あるいは[作業面]ツールを使用するときに表示されます。作業面を選択するときには、参照線の上にカーソルを置き、[Tab]を押して 4 つの面を切り替えることができます。線がスケッチされた面が常に最初に表示されます。円弧参照線を作成することもできますが、面は設定されません。
プロジェクトにおける参照線の動作
ファミリがプロジェクトにロードされた後での参照線の動作は、参照面の動作と同じです。参照線はプロジェクトに表示されず、ファミリ インスタンスが選択されてもハイライト表示されません。参照線は、[参照]プロパティの設定によって、参照面と同じ条件で形状ハンドルのハイライト表示と生成が行われます。
複数のビューでの選択された参照線