マテリアルのプロパティを定義して、グラフィックス表示、レンダリングの外観、断熱プロパティ、または構造プロパティを変更します。
このビデオでは、次の操作について説明します。
Revit のマテリアルは、コンクリート、木材、ガラスなどの建築マテリアルを表します。これらをデザイン内のオブジェクトに適用すると、オブジェクトにリアルな表現と動作が加わります。
マテリアルを設定するプロパティはアセットとして整理されます。アセットは、オブジェクトの特性をコントロールするプロパティのグループです。
マテリアルにはグラフィックス アセット、外観アセット、物理アセット、断熱アセットを含めることができます。
グラフィックス アセットには、レンダリングされないビューでマテリアルの外観を表示する方法をコントロールするプロパティがあります。
外観アセット プロパティでは、レンダリング ビュー、リアリスティック ビュー、またはレイ トレース ビューでマテリアルの外観を表示する方法をコントロールします。
物理アセットと断熱アセットのプロパティは構造解析とエネルギー解析に使用されます。
たとえば、プロジェクト内で、壁アセンブリなどのオブジェクトに割り当てられたマテリアルに断熱アセットを追加するとします。最初に壁アセンブリを編集し、次に特定のレイヤのマテリアルを開きます。この壁アセンブリの断熱プロパティはまだ設定されていないので注意してください。
プロジェクト内のマテリアルを管理するには、[マテリアル ブラウザ]ダイアログを使用します。マテリアルのプロパティやアセットを確認して編集するには、[プロジェクト マテリアル]リストでマテリアルを選択します。次に、[マテリアル エディタ]パネルを使用して、マテリアルのアセットとプロパティの確認や編集を行います。
このマテリアルにはグラフィックス アセットと外観アセットが関連付けられていますが、断熱アセットはないことが分かります。
このマテリアルに断熱アセットを追加するには、[アセットを追加]ボタンをクリックし、ドロップダウン リストから[断熱]を選択します。
アセットの検索と追加には、アセット ブラウザを使用します。選択したアセットに基づいて、リストがフィルタリングされます。検索機能では、説明、キーワード、クラスなどのマテリアル ID データに関する検索を行います。
この例では「合板」断熱アセットを選択し、マテリアルに追加します。
[マテリアル ブラウザ]ダイアログで[OK]をクリックして、現在のプロジェクトのマテリアルに対する変更を保存して、[マテリアル ブラウザ]ダイアログを閉じます。
壁アセンブリの断熱プロパティはまだ更新されていません。
[OK]をさらに 2 回クリックし、変更を保存して、[アセンブリを編集]と[タイプ プロパティ]ダイアログを閉じます。
引き続き、壁アセンブリやプロジェクトにある他のマテリアルのアセットを追加、編集できます。