ビデオ: 繰り返し詳細を作成する

[繰り返し詳細コンポーネント]ツールを使用し、複数の要素のインスタンスを作成してモデル内に配置します。

このビデオは、次のことについて解説します。

  1. どのような場合に繰り返し詳細を使用するかを理解する。
  2. 羽目板詳細コンポーネントを壁に追加する。
注: このビデオは、Revit 2015 を使用して作成されました。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースが異なる場合があります。

トランスクリプト

詳細ビューを作成するときに、詳細コンポーネント ファミリを使用してモデル ジオメトリを拡張することができます。ブロック壁や羽目板のある壁などの要素を詳細化する際、場合によっては、条件を表現するために詳細コンポーネントの複数のインスタンスを使用する必要があります。このようなケースでは、繰り返し詳細の使用を検討してください。

この例では、羽目板詳細コンポーネントを壁に追加します。羽目板詳細コンポーネントのインスタンスを複数配置するのではなく、繰り返し詳細を作成して羽目板を表現します。

最初に、詳細コンポーネント ファミリをプロジェクトにロードします(まだロードしていない場合)。次に、[繰り返し詳細コンポーネント]ツールをクリックします。繰り返し詳細はシステム ファミリです。そのため、プロジェクトの外部には保存できません。既にプロジェクトにある繰り返し詳細を複製および変更して、新しい繰り返し詳細ファミリを作成する必要があります。プロパティ パレットで[タイプを編集]を選択します。

[タイプ プロパティ]ダイアログで、[複製]をクリックし、繰り返し詳細を作成して、名前を付けます。[パラメータ]セクションで、ドロップダウン リストを使用し、繰り返し詳細で使用する詳細コンポーネントを選択します。[レイアウト]パラメータで、詳細の繰り返し方法をコントロールします。ここでは[可能なスペースを埋める]を選択します。この設定では、詳細要素のサイズに一致するように、繰り返される要素が一定の距離を置いて配置されます。したがって、重なりや余分な間隔がなく配置できる要素全体のみが配置されます。必要に応じて他のレイアウト モードを指定できます。必要に応じて他の[タイプ]パラメータを設定し、[OK]をクリックします。

ここで、2 つの点を選択して、繰り返し詳細を配置するための線を定義します。繰り返し詳細として選択した詳細要素は、この線に沿って自動的に繰り返されます。繰り返し詳細の位置を合わせてロックすることで、その位置をモデル ジオメトリを基準として拘束することができます。次に、モデル ジオメトリの羽目板レイヤを隠すためのマスキング領域を追加します。最後に、描画順序を調整して詳細を完成させます。