TXT ファイルを作成してユーザ定義プロパティを IFC に書き出す

IFC に書き出す際にユーザ定義のプロパティ セットを含めるには、TXT ファイルを作成する必要があります。このファイルは、IFC 書き出しの際に有意義な方法でデータを構造化します。

  1. ユーザ定義パラメータ セットのサンプル テンプレートをダウンロードします。
  2. テキスト エディタを使用して新しい行を開始し、カスタム プロパティ セットを作成します(例: #PropertySet:)。
  3. [Tab]を押して、プロパティ セットの名前を指定します(例: ColumnPSet)。
  4. [Tab]を押して、レベル、インスタンス[I]またはタイプ[T]を定義します。2024.1 以降ではこの作業は不要で、[I]を使用します。
  5. [Tab]を押して、これらのプロパティを含む IFC クラスを定義します。含まれる各クラスはカンマで区切られます。この例では(例: IfcColumn、IfcColumnType)
    この操作により、次の例のようなパラメータセット定義が得られます。
    #PropertySet:	ColumnPSet	I	IfcColumn, IfcColumnType
  6. テキスト ファイルに別の行を追加します。
    • その行で、次のように 3 つの列をタブで区切って作成します。
    • 書き出された IFC ファイル内のプロパティ名(例: CommentsProp)。
    • データ タイプ。サポートされているタイプは、サンプル テンプレートに一覧表示されます(例: Text)。
    • Revit に表示されるプロパティ名(例: Comments)。
  7. IFC 書き出しに含めるプロパティの数に制限がないように手順 6 を繰り返します。
    ユーザ定義プロパティの完全な定義は次のようになります。
    #PropertySet:	ColumnPSet	I	IfcColumn, IfcColumnType
    #	CommentsProp		Text	Comments
    #	TypeCommentsProp	Text	Type Comments
    上記の例では、Revit から IFC に書き出された柱要素が、図のようにプロパティとともに表示されます。