eTransmit for Autodesk Revit アドインを使用して、Revit モデル、そのリンク ファイル、外部ファイルをパッケージ化し、他のユーザに送信します。
重要: 送信処理中、eTransmit は、ディスクに保存されているホスト モデルとリンク ファイルのバージョンをコピーします。eTransmit を実行する前に、必ずファイルに変更を保存してください。
モデルと依存関係を選択する
- すべてのモデルが閉じていることを確認します。[アドイン]タブのeTransmitパネルで、[モデルを送信]をクリックします。
- 送信するモデルを 1 つ以上選択します。
- [モデルを参照]をクリックして、送信する Revit モデルの場所にナビゲートします。
- [フォルダを参照]をクリックし、送信する Revit モデルが格納されているフォルダにナビゲートします。
- 1 台以上の Revit Server に接続中に Revit Server モデルを送信する場合は、[Revit Server を参照]をクリックして、送信するモデルの場所にナビゲートします。
- モデル(* rvt)ファイルまたはフォルダを選択し、[OK]をクリックします。
- [モデルの保存先]で[フォルダを参照]をクリックし、送信するファイルを保存する場所にナビゲートします。
eTransmit for Autodesk Revit で、選択したフォルダの下にサブフォルダを作成します。サブフォルダの名前には、モデル名と現在日時が付けられます。たとえば、hospital_local という Revit モデルを保存する場所として My Documents/eTransmit を選択する場合、そのファイルは My Documents/eTransmit/hospital_local_2018-4-21_01.12.00 に保存されます。
- 省略可能: 送信に含めるサポート ドキュメントなどを選択するには[ファイルを追加]をクリックします。[送信するファイルを追加する]ダイアログが表示されます。
- ファイルを追加するには、 (追加)ボタンをクリックし、含めるファイルの場所にナビゲートし、[開く]をクリックします。
- ファイルを削除するには、ファイル名を選択して (削除)をクリックします。
注: [ファイルを追加]オプションを使用して Revit モデルを追加する場合、モデルは送信に含まれますが従属ファイルに対してはチェックされません。
- 既定では、[送信レポートとエラー レポートを含めます]のオプションが選択されています。このオプションを選択すると、(選択した送信オプションに応じて)2 種類のレポートが生成され、送信ファイルと同じフォルダにコピーされます。
- 送信レポートには、次の内容が一覧表示されます。
- ホスト Revit モデル
- 正常に送信された従属ファイル
- 特定できなかったか、含めることができなかった従属ファイル
- 正常に送信された追加ファイル
- 特定できなかったか、含めることができなかった追加ファイル
- 送信プロセス中に発生したエラー
- 次の場合、Revit モデルのエラー レポートには、エラー メッセージと関連するモデル要素一覧で表示されます。
- Revit のアクティブ バージョンでモデルを開くように選択する(送信オプション)
- アップグレード処理中にエラーが発生した
これらのレポートを生成しない場合は、[送信レポートとエラー レポートを含めます]オプションをオフにします。
重要: このオプションをオフにすると、eTransmit のアップグレードと送信の処理中に発生したエラーは記録されません。
- 既定では、[各ソース モデルに対して出力フォルダを作成する]オプションは選択されません。このオプションを選択すると、手順 2 で選択したフォルダ内に、各ソース モデルの出力フォルダが個別に作成されます。各出力フォルダには、手順 8 で指定したソース モデルとそれに関連するファイルが格納されます。
- 送信プロセスに含める従属ファイルの種類を指定します。
選択対象
|
実行される処理
|
リンクされている Revit モデル
|
ホスト モデルにリンクされている Revit モデルとすべての IFC ファイル、およびこれらのファイルにリンクされているすべてのモデルのパスが変更され、保存場所にコピーされます。
|
CAD リンク
|
ホスト モデルにリンクされている CAD ファイルのパスが変更され、保存場所にコピーされます。
注: CAD モデルにリンクされている相互参照は送信されません。
読み込まれた CAD ファイルは Revit プロジェクトに完全に格納されているため、独立のファイルとしては含まれません。
|
DWF マークアップ
|
ホスト モデルにリンクされている DWF マークアップのパスが変更され、保存場所にコピーされます。
|
外部キーノート ファイル
|
モデルで参照されているキーノート テーブルは保存場所にコピーされます。含まれていない場合、既存のキーノートには最後に保存された値が表示されます。
|
デカル転写イメージ ファイル
|
- モデルで使用されているデカル転写イメージ ファイルは保存場所にコピーされます。
- これらのファイルを含めると、レンダリングの精度を最大限に高めることができますが、ZIP で圧縮したファイルの全体サイズが大きくなる可能性があります。
- これらのファイルを含めないと、デカル転写イメージはモデルでは無地で表示されます。
|
システム解析レポート
|
システム解析レポートは、出力フォルダに含まれています。
|
- 省略可能: [アップグレード]と[クリーンアップ]オプションを選択します。
- クリーンアップ(2015 より前のモデルの場合はアップグレード。時間がかかります): モデルとリンクモデルを現在のリリースにアップグレードします(Revit リリース 2012 以降のモデルだけをアップグレードできます) 。このオプションを選択すると、送信に時間がかかります。
- [クリーンアップ]を選択すると、モデルとリンク モデルに、次のカスタマイズ オプションを選択できます(これらのアクションは送信されるモデルにのみ影響し、ソース モデルは影響を受けません)。
- ワークセットを無効にする - 受信者がファイルをより簡単に使用できるように、モデルからすべてのワークセットを削除します。このオプションを選択すると、送信されるモデルはワークシェアリングされなくなります。
- 未使用の項目を削除 - ファイル サイズを減らすために未使用のファミリ、マテリアル、その他のオブジェクトを削除します。
- 含めるもの: すべてのシートと - シートを含める他に、送信するビューを選択できます。
- すべてのビュー - シート上の有無に関係なく、すべてのビューとビュー タイプを送信します。
- シート上のビューのみを含む - シート上にないビュー タイプは除外されます。
- シート上のビューと選択されたビュー タイプ(シート上にありません) - シートにビューが保持されます。[選択]をクリックし、ビュー タイプのリスト(シート上にないもの)から送信するタイプを選択します。
- 必要なシート以外のすべてのシートを除外 - モデルに不必要なデータを含めないように、シートを除外します。送信するビューを選択できます。
- すべてのビュー - シート上の有無に関係なく、モデルのすべてのビューとビュー タイプを送信します。
- 選択されたビュー タイプ - [選択]をクリックし、ビュー タイプのリスト(シート上にないもの)から送信するタイプを選択します。
- 既定では、[次回 eTransmit を使用するために、これらの設定を保存します]のオプションが選択されています。現在のモデルおよび依存関係の設定を既定の設定として保存しなければ、このオプションをオフにします。
- [モデルを送信]をクリックします。
eTransmit for Autodesk Revit では、ファイルのパスを変更して、ターゲット フォルダに保存します。指定した送信オプションに応じて、選択したオブジェクトがモデルから削除され、ターゲット フォルダに保存される前にモデルが更新されます。
注: 処理中にキャンセルすると、eTransmit for Autodesk Revit は保存フォルダにコピーされたすべてのファイルを削除して、フォルダを削除します。
- 送信するために選択したホスト モデルが開かれていて、保存されていない変更がある場合は、次のいずれかのオプションを選択するように促すメッセージが表示されます。
- 送信プロセスが完了すると、確認のダイアログが表示されます。
- (省略可能)保存したフォルダからモデルを開いて、ファイルが正常に送信されたことをテストします。
注: モデルをアップグレードするように選択していれば、アップグレード プロセスで検出されなかったエラーが追加で発生することがあります。手動でアップグレードしたのと同じ手順でエラーを解決します。警告やエラーを解決すると、受信者がモデルを開きやすくなります。
- フォルダを ZIP で圧縮し、電子メール、FTP、または別の方法でファイルを送信します。