ビデオ: 手書き風の線

手書き風の線を使用して作業をすることで、手描きでスケッチした外観が得られます。

このビデオは、次のことについて解説します。

  1. 手書き風の線によってモデルの線作業の外観がどのように変化するのかを理解する。
  2. 手書き風の線をビューに適用する。
  3. 手書き風の線の外観設定を調整する。
注: このビデオは、Revit 2015 を使用して作成されました。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースが異なる場合があります。

トランスクリプト

プロジェクトのプレゼンテーションを行う際、表示スタイルを使用して、単純な隠線ビューから完全にレンダリングされたウォークスルー アニメーションに至るまで、さまざまな方法で作業を表現することができます。[手書き風の線]表示オプションを使用して作業をすることで、手描きでスケッチした外観がビューで得られます。手書き風の線の表示はビューに固有の設定です。最初に、手描きでスケッチした外観を適用するビューを開きます。次に、ビュー コントロール バーで[表示スタイル]および[グラフィックス表示オプション]をクリックします。[手書き風の線]で[手書き風の線を有効にする]を選択します。

手書き風の線をオンにすると、[ジッター]の値と[端部延長]の値がどちらも 0 に設定されます。スライダを使用し、目的の外観が得られるように 0 ~ 10 の間で値を調整します。[ジッター]の値は、ビュー内の線に適用される波の大きさと、線を何回なぞるかをコントロールします。[端部延長]の値は、モデル線分の終点を交点を越えてどれだけ延長するかをコントロールします。ダイアログを閉じずに変更の結果を確認するには、[適用]をクリックします。

ビュー内で手書き風の線を適用すると、データム(通芯、レベル ライン、ビュー マーク)を除くすべての線が手描きでスケッチした外観になります。同様に、文字や寸法などの注釈も、手書き風の線を適用したときに影響を受けません。ビュー内のツリーが、適用したジッターによって受ける影響は、モデル線分が受ける影響より小さいことが分かります。ツリーを形成している線の場合のように、線分セグメントが短い場合や曲がっている場合には、ジッターの効果は最小になります。

アンチエイリアシングによるエッジの円滑化を選択することで、ビュー内の手書き風の線の外観をさらに修正することができます。このチェックボックスをオンにすると、現在のビューのみでアンチエイリアシングされたエッジが使用されます。プロジェクトのすべてのビューにアンチエイリアシングを適用する場合は、アプリケーション メニューから[オプション]ダイアログを開きます。次に、[グラフィックス]タブで[すべてのビューに使用]をクリックします。この設定はプロジェクト全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため、使用には十分注意してください。

手書き風の線の設定をビュー テンプレートに組み込んで、手書き風の線を複数のビューに自動的に適用することもできます。ビュー テンプレートで表示オプションを管理することで、プレゼンテーションの複数のビューにわたって整合性を保ちやすくなります。