Revit をインストールする際には、UserDataCache フォルダとユーザ プロファイル フォルダに存在するいくつかの重要なファイルについて知っておく必要があります。
UserDataCache フォルダ内のファイル
UserDataCache フォルダは次の場所にあります。
C:¥ProgramData¥Autodesk¥<製品とリリース>¥UserDataCache
このフォルダには、次のようなファイルが含まれています。これらのファイルにより各ユーザの既定の設定が提供されます。
- MaterialUIConfig.xml
- OmniClassTaxonomy.txt
- Revit.ini
- shxfontmap.txt
ユーザ プロファイル フォルダ内のファイル
Revit ソフトウェアの初回起動時には、ユーザのローミング プロファイル フォルダが次の場所に作成されます。
C:¥Users¥<username>¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥Revit¥<製品とリリース>
UserDataCache 内のファイルは、ユーザ プロファイル フォルダにコピーされます。Revit を使用するとき、ソフトウェアでは UserDataCache 内のファイルではなく、ユーザ プロファイル ファイルに格納されている情報が参照されます。
注: UserDataCache フォルダに Keyboardshortcuts.xml のコピーを入れておくと、ソフトウェアを初めて起動したときに、これらのカスタムのキーボード ショートカットもユーザ プロファイル フォルダにコピーされます。
CefCache フォルダは、ユーザ プロファイル フォルダにあります。このフォルダは Revit を起動する際に作成され、Revit 固有の参照アクティビティに関する情報を保持します。
これは何を意味するのでしょうか。
- コンピュータの Revit をまだ一度も起動していない場合は、UserDataCache 内のファイル(たとえば Revit.ini)をカスタマイズできます。Revit を起動すると、カスタマイズされたバージョンのファイルがユーザ プロファイル フォルダにコピーされ、ソフトウェアを使用するとアクセスされます。
- コンピュータで Revit を既に起動しており、これらのファイルのカスタマイズが必要な場合は、ユーザ プロファイル フォルダに格納されているファイルを変更する必要があります。UserDataCache 内のファイルを変更しても、ソフトウェアには影響ありません。
- Revit.ini ファイルのユーザ コピーを削除して、次に Revit を起動したときに、UserDataCache コピーから新しい Revit.ini ファイルが作成されるようにすることができます。