プレキャスト アセンブリから CAM ファイルを書き出す

ここでは、プレキャスト部材ファブリケータに加工データを転送するための CAM ファイルの作成方法について説明します。

  1. プレキャスト タブ 環境設定 パネル (環境設定)をクリックします。
  2. [環境設定]ダイアログで、[CAM 書き出し]にナビゲートします。
  3. [CAM 書き出し]の各ノードでは、各 CAM ファイル タイプに固有の追加データを入力できます。プロジェクトで必要な情報をすべて入力します。
  4. 書き出すファイルの出力ファイル名の規則を定義します。次の変数とユーザ定義文字列を使用して、名前をさらにカスタマイズします。現在の構文でファイル名がどのように表示されるかを確認するには、[ファイル名のプレビュー]フィールドを使用します。
    変数 書き出しファイルの使用可能バージョン 構文
    Unitechnik 5.2 Unitechnik 6.0 Unitechnik 7.0 PXML
    FileName はい はい はい

    "FileName:Length:MinLength:Padding:Alignment"

    Length: ファイル名で使用できる最大文字数。既定値は 0 (制限なし)です。

    MinLength: ファイル名で使用しなければならない最小文字数。既定値は 0 です。

    Padding: ファイル名と他の変数との間に挿入される充填文字。既定値はアンダースコア( _ )です。

    Alignment: 「l」または「r」。文字列を右詰めにするのか左詰めにするのかを指定します。既定値は「l」(左詰め)です。

    WallPart という名前の Revit ファイルを PXML に書き出した場合の例を示します。
    • "FileName" = WallPart.pxml
    • "FileName:6:::" = WallPa.pxml
    • "FileName:6:::r" = llPart.pxml
    • "FileName::10::" = WallPart__.pxml
    • "FileName::10:--:" = WallPart--.pxml
    Date はい はい はい "Date"
    Time はい はい はい "Time"
    ProdNo はい はい はい "ProdNo"
    OrderNumber * はい はい はい "OrderNumber"
    Component * はい はい はい "Component"
    Storey * はい はい はい "Storey"
    DrawingNumber * はい はい はい "DrawingNumber"
    ProjectDescriptionLine1 - ProjectDescriptionLine4 * はい はい いいえ

    "ProjectDescriptionLine#"

    #: 特定の ProjectDescription 変数の 1 桁の数字(1 - 4)

    BuildingSiteName * はい はい いいえ "BuildingSiteName"
    BuildingSiteStreet * はい はい いいえ "BuildingSiteStreet"
    BuildingSitePostCode * はい はい いいえ "BuildingSitePostCode"
    BuildingSitePlace * はい はい いいえ "BuildingSitePlace"
    BuildingOwnerName * はい はい いいえ "BuildingOwnerName"
    BuildingOwnerStreet * はい はい いいえ "BuildingOwnerStreet"
    BuildingOwnerPostCode * はい はい いいえ "BuildingOwnerPostCode"
    BuildingOwnerPlace * はい はい いいえ "BuildingOwnerPlace"
    DrawingDate * はい はい はい "DrawingDate"
    DrawingRevision いいえ はい はい はい "DrawingRevision"
    DrawingAuthor * いいえ はい はい はい "DrawingAuthor"
    GenericOrderInfo01 - GenericOrderInfo20 * いいえ いいえ いいえ はい

    "GenericOrderInfo##"

    ##: 特定の GenericOrderInfo 変数の 2 桁の数字(01 - 20)

    AssemblyName はい はい はい "AssemblyName"
    * この変数は、環境設定 ダイアログの CAM 書き出し ノードのデータによって定義されます。
  5. [OK]をクリックして 環境設定 ダイアログを閉じます。
  6. 書き出すアセンブリをすべて選択します。
  7. プレキャスト タブ 製造 パネル (CAM 書き出し)をクリックします。
  8. BIM - CAM ファイルの生成と設定 ダイアログで、次のオプションを指定します。
    • 書き出しタイプ: 書き出す CAM ファイルのタイプを指定します。
    • 出力パス: CAM ファイルの出力先フォルダを指定します。
    • [1 ファイル内に複数のプレキャスト要素を許可]: (PXML のみ)個別の CNC ファイルに複数のプレキャスト アセンブリを保存することを許可します。
    • 要素タイプごとにサブフォルダを 1 つ作成: ファイルを効率的に保存するために、アセンブリ タイプごとにフォルダを作成します。
    • プロンプトを表示せずにファイルを上書き: 既定では、保存先のフォルダに格納されている既存のファイルが上書きされます。
    • 配筋情報のみを書き出し: 選択したアセンブリから配筋のみを書き出します。
  9. [作成]をクリックして CAM ファイルを作成します。
注: 手動で作成したアセンブリ(鉄筋、鉄筋ケージ、梁、柱、基礎、壁、スラブ)を書き出すこともできますが、構造プレキャストを使用して作成したアセンブリは書き出しできません。ただし、手動で作成したアセンブリでは、環境設定 ダイアログの CAM 書き出し設定を利用できません。