書き出し前のモデル ジオメトリの制限について

Revit LT モデルを書き出す前に、書き出し処理のパフォーマンスを向上させるために、モデル ジオメトリを制限します。

Revit LT では、建物モデルのビューにオブジェクトとデータが数多く含まれています。別のソフトウェア アプリケーションで使用するためにモデルを書き出す場合、Revit LT では 1 つまたは複数のビューに表示されているオブジェクトのみが書き出されます。書き出す対象のモデル ジオメトリおよびその基礎となるデータの量を削減すると、次の効果があります。

書き出し対象のジオメトリの量を削減するには、次の方法を使用します。

グラフィックスの表示を無効にする

この方法により、Revit LT から書き出して別のアプリケーションに読み込むオブジェクトの数とデータ量を削減でき、パフォーマンスが向上します。

必要に応じて、ビュー内の要素のカテゴリの表示をオフにします。たとえば、書き出し対象の 3D ビューから地盤面を除外できます。外部シーンをレンダリングする場合は、建物の内部に表示される要素をすべてオフにします。

切断ボックスまたはトリミング領域を使用する

モデルの特定の部分を書き出すように設定するには、3D ビューの断面ボックスまたは 2D ビューのトリミング領域を使用します。切断ボックスまたはトリミング領域の完全に外側にある要素は、書き出しファイルに含まれません。

この方法は、モデルが大きい場合に特に有効です。たとえば、オフィス ビルの会議室の内部をレンダリングする場合、切断ボックスを使用して、会議室の 3D ビューのみ書き出し、ビルの残りの部分は除外します。

詳細レベルの指定

この方法により、読み込み先のアプリケーションのパフォーマンスが向上します。

ビューの詳細レベルを指定するには、作図領域の下にあるビュー コントロール バーで、[詳細レベル]ボタンをクリックし、希望の詳細レベル[簡略]、[標準]、[詳細]を選択します。

Revit LT ビューで詳細の程度を下げるには、[簡略]または[標準]を指定します。したがって、書き出す対象のオブジェクトの数が減り、書き出すファイルのサイズが小さくなります。