AtfToOsg
コンバータのオプション、パスの設定方法、コンバータのオプションを呼び出す方法について説明します。
オプション リスト
-help
を使用して、AtfToOsg
オプションのリストを呼び出します。
--enable_invisible_instances=[true|false]
: 非表示インスタンス/パーツの読み込みを有効にします。
既定値: False
--enable_group_materials=[true|false]
: パーツ、アセンブリ、インスタンスなど、グループ ノードに適用されたマテリアルの読み込みを有効にします。有効にすると、これらのマテリアルごとに追加の MaterialGroup
ノードが作成されます。無効にすると、これらのマテリアルが単に破棄されます。
既定: True
--enable_cameras=[true|false]
: カメラの読み込みを有効にします。
既定値: False
--enable_lights=[true|false]
: ライトの読み込みを有効にします。
既定値: False
--enable_bookmarks=[true|false]
: Alias ブックマークの読み込みを有効にします。
既定値: False
--enable_metadata=[true|false]
: メタデータの読み込みを有効にします。
既定: True
--enable_colors=[true|false]
: 3MF ファイルからのカラーの読み込みを有効にします。
既定: True
--enable_layer_folders=[true|false]
: Alias レイヤ階層の読み込みを有効にします。
既定: True
--enable_empty_layers=[true|false]
: 空のレイヤの読み込みを有効にします。
既定値: False
--enable_assemblies=[true|false]
: アセンブリの読み込みを有効にします。
既定: True
--enable_parts=[true|false]
: パーツの読み込みを有効にします。
既定: True
--fix_surface_orientation=[true|false]
: サーフェス法線の統合を有効にします。
既定: True
--stitching_tolerance=<float value>
: 2 つの隣接するエッジが接していると見なされる場合と、これらが相互にステッチする必要がある場合の許容値を設定します。
既定値: 0.1
--chord_deviation=<float value>
: コード偏差の絶対値を指定します。これは、テッセレーションされたエッジの中点からジオメトリまでの距離を表します。
既定値: 0.1
--normal_tolerance=<float value>
: 法線許容値を角度で指定します。これは、テッセレーションされたエッジの終端の法線間で許容される法線の偏差を表します。
既定値: 10.0
--max_chord_length=<float value>
: 最大コード偏差の絶対値を指定します。これは、テッセレーションされたエッジの最大長を表します。
既定値: 200.0
--importer_version=<int value>
: Catia V5 インポータのバージョンを設定します。
0: 最適化された軽量のインポータ
1: レガシー インポータ
既定値: 0
パスを設定する
以下を .bat ファイルとして保存します。VRED ライセンスが取得されていることを確認します。次の例では VREDPro-16.1
を使用していますが、異なるバージョンを実行している場合は、ライセンスに合わせて変更する必要があります。また、seiferp
をユーザ フォルダに置き換える必要があります。
SET PATH=c:\Program Files\Autodesk\VREDPro-16.1\bin\WIN64;%PATH%
"C:\Program Files\Autodesk\VREDPro-16.1\Bin\WIN64\ATF\AtfToOsg.exe" -i C:\Users\seiferp\Desktop\AtfToOsg\AliasTruck.wire -o C:\Users\seiferp\Desktop\AtfToOsg\ConvertedTruck.osb
これは、コマンドの実行方法を示す一例です。完了すると、VREDPro ライセンスがチェック アウトされます。
Windows のコマンド シェル cmd.exe を起動します。
次の手順を実行して、正しいフォルダ(cd C:\Program Files\Autodesk\VREDPro-16.1\bin\WIN64)を参照します。
次のコマンドを実行します。ATF\AtfToOsg.exe -i "C:\test\test.wire" -o "C:\test\test.osb"
。値は次のとおりです。
-i
: 入力ファイルの定義
-o
: 出力ファイルの定義
.exe
: osg (ASCII)ファイルまたは osb (バイナリ)ファイルの書き込みを許可
VRED 2015 では、OSG のサポートは終了しました。
「-help」を指定してコンバータ オプションを呼び出す
Autodesk® VRED™ の AtfToOsg.exe を使用してコマンド ラインでのファイル変換を実行するには、次の手順を実行します。AtfToOsg.exe
を使用可能にする際の最も重要な点は、正しい環境(=PATH)を設定することです。
SET PATH=<PathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64;%PATH%
この設定を行うと、AtfToOsg と VpbToCad が使用可能になります。たとえば、次のように呼び出すと、AtfToOsg のオプションを表示することができます。
<PathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64\AtfToOsg.exe -help
これらのオプションを使用して、入力ファイル、出力ファイル、およびファイル変換オプション(ファイル変換時にメタデータを含める/含めないなど)を定義できます。
<pathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64\ATF\AtfToOsg.exe -i "<pathToInputFile>\InputFile.jt"-o "<pathToOutputFile>\OutputFileWithMetaData.vpb"--enable_metadata=true<pathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64\ATF\AtfToOsg.exe -i "<pathToInputFile>\InputFile.jt"-o "<pathToOutputFile>\OutputFileWithoutMetaData.vpb"--enable_metadata=false
VpbToCad では、コマンド ラインの短縮化や簡略化に別の方法を使用します。変換設定の場合、リンクを .json ファイルに渡す必要があります。これは、コマンド ラインのドキュメントが簡単になることを意味します。
<pathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64\ATF\VpbToCad.exe -help
JT に書き出す場合、.json ファイルの形式は次のとおりです。
{
"ExportNativeMeshes": true,
"ExportSurfaces": 0,
"FileType": "JT",
"version": 1
}
3MF に書き出す場合、.json ファイルの形式は、ExportSurfaces
の値に応じて次のようになります。0 = サーフェスを保持、1 = サーフェスをメッシュに変換、2 = サーフェスをサーフェスおよびメッシュとして書き出す、4 = サーフェスを書き出さない。
{
"ExportNativeMeshes": true,
"ExportSurfaces": 0,
"FileType": "3MF",
"version": 1
}
VpbToCad を使用して VPB ファイルを外部形式(現在サポートされているのは JT と 3MF のみ)に変換するには、次のコマンド ラインを使用します。
\VREDPro-16.1\bin\WIN64\ATF\AtfToOsg.exe -i "<pathToInputFile>\InputFile.jt"-o "<pathToOutputFile>\OutputFileWithoutMetaData.vpb"--enable_metadata=false<pathToVred>\VREDPro-16.1\bin\WIN64\ATF\VpbToCad.exe -i "<pathToInputFile>\InputFile.vpb"-o"<pathToOutputFile>\OutputFile.jt"-c "<pathToJsonFile>\ConvertToJT.json"