VRED でクラスタを使用してレイ トレーシングを行う方法については、クラスタのビデオを参照してください。
VRED は VREDClusterService プログラムを使用して、ネットワーク経由でサービスにアクセスできるようにします。現在、次のサービスがサポートされています。
http://hostname:8889 での Web リクエストに対してステータス ページで応答します。Windows システムでは、VREDClusterService は VRED インストーラによって Windows サービスとしてインストールされます。すべてのサービスへのアクセスは既定でブロックされますが、後で必要に応じて設定できます。
VREDClusterSetup セットアップ ツールを使用すると、使用されているサービスを有効にしたり、これらのサービスを使用できるホストを設定することができます。また、このツールでログ メッセージを表示したり、Windows サービスをアクティブまたは非アクティブにすることができます。設定ファイルに対する変更は、ファイルを保存した後すぐに使用されます。クラスタ サービスを再起動する必要はありません。
有効な設定ファイルは次のようになります。
{
"rules": [
{
"name": "Default",
"serverNode": false,
"statusPage": true,
"vrpnServer": true
"enabled": true,
"clusterManager": true,
"clusterQueue": true,
"clusterRendering": true,
"collaboration": true,
"anyHosts": false,
"hosts": [
"localhost"
],
}
]
}
許可されるホストのリストには、次のオプションを使用できます。
オペレーティング システムに応じて、設定ファイルは次の場所に保存されます。
Linux システムでは、VREDClusterService を実行するユーザのホーム ディレクトリにファイルが保存されていることが重要です。
VREDClusterService のコントロールは、設定ツール以外に、システム環境変数で行うこともできます。
設定を無視して、すべてのサービスへのアクセスを許可するには、以下を使用します。
VRED_CLUSTERSERVICE_ENABLE_ALL=1設定を無視して、すべてのサービスへのアクセスをブロックするには、以下を使用します。
VRED_CLUSTERSERVICE_DISABLE_ALL=1設定ファイルを無視して、指定した設定文字列を使用するには、以下を使用します。
VRED_CLUSTERSERVICE_CONFIG=’{"clusterRendering": true,"anyHosts": false,"hosts": ["localhost"]}’VREDClusterService をコマンド ラインから起動するときにオプション -a を使用すると、VRED_CLUSTERSERVICE_DISABLE_ALL=1 が設定されていない場合、すべてのサービスにアクセスできるようになります。オプション -s config.json を使用すると、設定ファイルのパスを指定できます。
ログ ファイルは、Temp フォルダに保存されます。ログの場所は、クラスタ サービスの開始方法によって異なります。Windows サービスとして実行している場合、ログの場所は[スタート]メニューで指定された場所と異なります。