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このタブには、すべてのカメラのイメージ処理パラメータが表示されます。
トーンマッピング
ハイ ダイナミック レンジのレンダリングをマップして、ダイナミック レンジが低い出力デバイスに表示できるようにします。
[トーンマッパー]: 32 ビット レンダリングの外観を調整するアルゴリズムを選択します。
[ラインハルト輝度]: エリック ラインハルト方式に基づくトーン マッピング メソッドを使用します。トーン マッピングはピクセルの輝度値に基づいて行われます。ピクセルのカラー情報が保持されます。
[ラインハルト RGB]: エリック ラインハルト方式に基づくトーン マッピング メソッドを使用します。RGB ピクセルのチャネルごとにトーン マッピングが行われます。デジタル カメラ センサーと同様に明るいピクセルは彩度が小さくなります。選択すると、[カラースペース]オプションが表示されます。sRGB または ACES から選択します。
[対数輝度]: 輝度値に基づく対数マッピングを使用します。このマッピングは人間の知覚にほぼ対応しています。カラー情報は変更されません。
[対数 RGB]: RGB ピクセルの各チャネルに個別に影響する対数マッピングを使用します。明るいピクセルは彩度が低下します。選択すると、[カラースペース]オプションが表示されます。sRGB または ACES から選択します。
[フィルミック]: 写真フィルムの動作を再現する S カーブ マッピングを使用します。RGB チャネルは個別にマッピングされます。S カーブのシェイプは、[グラデーションの明るさ]と[グラデーションの暗さの強度]の 2 つのパラメータでコントロールします。
[物理的なカメラ]: VRED Professional および VRED Design のバージョン 2023.4 で使用可能です。F ストップ、シャッター スピード、ISO などの物理的な値を操作してイメージのトーンマッピングをコントロールできるようになります。応答カメラ カーブのプリセットをロードし、編集して、レンダリングの外観を調整することもできます。これらの値は、モーション ブラーと被写界深度に影響します。また、焦点距離を変更するとレンダリングの露出に影響します。
[カラースペース] : [対数 RGB]、[ラインハルト RGB]、[フィルミック]のいずれかのトーンマッパーが選択されている場合にのみ使用できます。 イメージのレンダリング時に使用するカラースペースを設定します。
[センサー応答]: 次のオプションがあります。
[カスタム応答曲線]: [RGB]または[輝度]のカスタム センサー応答曲線を使用できます。
[ACES 1.0]: アカデミー カラー エンコーディング システムで定義されているセンサー応答動作を使用します。このため、フィルミックのカラー シフトを行います。たとえば、赤い光を発するオブジェクトが黄色にシフトされます。
[ACES 0.7]: アカデミー カラー エンコーディング システムで定義されているセンサー応答動作を使用します。このため、デジタルの外観になり、赤い光を発するオブジェクトが白にシフトされます。
ブレンド
VRED にはさまざまなブレンド モードがあります。既定値ではオフになります。
[モード]: イメージ処理中に使用されるブレンド モードを設定します。
カラー補正
このセクションには、カラー補正のオプションが含まれています。
グロー
グレア
フォグ
このセクションには、フォグのパラメータが含まれています。フォグの使用方法については、「フォグを操作する」を参照してください。
[フォールオフ]: シーンの中へ入っていくにつれて、フォグの密度がどう変化するかを設定します。次の 2 つのオプションがあります。
[高さを有効化]: 地面近くのフォグや高層ビルの屋上付近のフォグの効果をシミュレーションするのに役立ちます。距離フォグと同様に、高さフォグはオブジェクトまでの距離やフォグ内での位置によって異なります。
近くにあるほど見えやすくなります。オブジェクトが遠くにあればあるほど、フォグは濃くなります。
オブジェクトがフォグの中にあると、距離フォグと高さフォグの違いはわかりません。オブジェクトの一部がフォグの外にあり、隠れておらず、他の部分はフォグ内にあって隠れている場合には、違いがわかります。
[カラー]: フォグのカラーを決定します。[距離フォグ]のカラーには、スライダを使用するか、RGB 値を入力します。設定したカラーは、設定済みの[フォールオフ]値の照らされるマテリアルのカラーと係数にブレンドします。
[フォールオフ]: シーンの中へ入っていくにつれて、フォグの密度がどう変化するかを設定します。次の 2 つのオプションがあります。
[密度]: 選択した[フォールオフ]のオプションと距離に基づいて、フォグの密度を決定します。高い値に設定すると、シーン内のオブジェクトは急速に背景に溶け込み、フォグによって視界が遮られます。
[最小/最大]: 最小値はフォグの始点を地面からの高さで定義します。最大値はフォグの終点を地面からの高さで定義します。高さフォグを表示するには、最大値を最小値よりも大きくする必要があります。
[ノイズ強度]: フォグ密度にノイズを作成します。フォグの密度が均一ではなく場所ごとに異なっているように見えます。雲や類似のフェノメナに全体的に近似させる場合に使用します。
[ノイズ サイズ]: フォグの不規則性(ノイズ関数またはテクスチャで作成)のサイズを決定します。[ノイズ強度]がゼロより大きい場合は、サイズを変更できます。3 つの方向(X、Y、Z)のいずれか、またはすべてで不規則性のサイズをスケールするには、3 つのスライダを使用します。均一にスケーリングする場合は、[均一のスケーリング]チェックボックスをオンにします。
レンズ フレア
レンズ フレアの使用方法については、「 レンズ フレアを操作する 」を参照してください。
VRED 2019 レンズ フレアのビデオを表示するには、こちらをクリックしてください。