クラスタ設定ツール

[スタート]メニュー > Autodesk VRED Pro > VREDClusterSetup

Windows システムでは、VRED インストーラによって、VREDClusterService が Windows サービスとしてインストールされますが、既定では、すべてのサービスへのアクセスはブロックされています。

VREDClusterSetup ツールを使用すると、使用するサービスを有効にしたり、これらのサービスの使用が許可されるホストを設定することができます。また、このツールでログ メッセージを表示したり、Windows サービスをアクティブまたは非アクティブにすることができます。設定ファイルに対する変更は、ファイルを保存した後すぐに使用されます。クラスタ サービスを再起動する必要はありません。

この方法については、「 クラスタ サービスの設定 」を参照してください。

 クラスタ設定ツール

[詳細を確認]アイコン クラスタの使用については、以下を参照してください。

トラブルシューティングのヒントについては、「 クラスタ マネージャのトラブルシューティング 」を参照してください。

アイコン バー

  • [ロード]アイコン [ロード]: 既定の設定ファイルをロードします。使用する既定のファイルを設定または変更するには、クラスタ基本設定のショートカットとして[編集] > [基本設定]を使用します。新しいファイル パスを入力するか、[参照]アイコンをクリックします。

  • [保存]アイコン [保存]: 現在のルール設定を設定ファイルに保存します。保存した設定ファイルはすぐに使用されます。

  • [ルールを作成]アイコン [ルールを作成]: [接続ルール]リストにルールを追加します。右側の設定を使用して、ルールを定義します。

  • [重複ルール]アイコン [重複ルール]: ([Ctrl]+[D]): [接続ルール]リストで選択したルールの複製を作成し、オリジナルのルールの下に追加して、名前に番号を追加します。たとえば、Rule1 を複製すると、Rule 11 が作成されます。Rule1 を再び複製すると、Rule 12 が作成されます。

  • [ルールを削除]アイコン [ルールを削除] ([Del]): 選択したルールを[接続ルール]リストから削除します。

[接続ルール]リスト

作成したすべてのルールが一覧表示されます。ルールを保存すると、そのルールが設定ファイルに追加されます。

  • ルールを選択して、その定義を右側にロードします。

  • 右クリックすると、ルール編集オプションのメニューに簡単にアクセスできます。

  • リストの順序を変更するには、右側の矢印を使用します。

    リストの順序を変更する

設定

設定を使用してルールを定義します。

接続ルール

このセクションには次のオプションがあります。

  • [名前]: 選択ルールの名前を入力します。
  • [有効化]: 有効にすると、ルールが使用されます。無効にすると、ルールは無視されます。

許可されたサービス

選択したルールに対して次のサービスを有効または無効にします。

  • [ステータス ページを表示]: http://hostname:8889 での Web リクエストに対してステータス ページで応答します。
  • [クラスタ レンダリング]: レイトレーシングまたはディスプレイ クラスタのサーバを起動できます。この機能は、VRED のクラスタ モジュールで使用されます。
  • [クラスタ マネージャ]: 複数のユーザのクラスタ リソースを管理できます。この機能は、VRED のクラスタ マネージャ モジュールで使用されます。
  • [クラスタ キュー]: リモート コンピュータでオフライン レンダリングを実行できます。この機能は、クラスタ マネージャで使用されます。
  • [サーバ ノード]: VREDerverNode のインスタンスを起動できます。これは外部レンダリング サーバに使用できます。
  • [コラボレーション]: VRED の複数のインスタンスとコラボレーションできます。この機能は、VRED のコラボレーション モジュールで使用されます。
  • [VRPN サーバ]: VRPN トラッキング サーバを起動できます。この機能は、VRED の VRPN モジュールで使用されます。

許可されるコンピュータ

ホストの候補となるコンピュータを定義し、有効なサービスを使用できるようにします。

  • [すべてのコンピュータから許可]: すべてのコンピュータに有効なサービスへのアクセスを許可します。

  • [該当するコンピュータからのみ]: 指定したコンピュータにのみ有効なサービスへのアクセスを許可するよう制限します。

RedHat8 クラスタ サービスの起動

システム初期化メカニズムに対するクラスタ サービス起動スクリプトの RedHat8 の例を作成しました。テンプレートは bin/clusterService.service にインストールされています。

   #############
   #Installation
   #############

   # Replace path to clusterService in 'ExecStart' with the real path
   # Copy to /etc/systemd/system
   #      sudo cp clusterService.service /etc/systemd/system/
   # Set the correct execution rights
   #      sudo chmod 664 /etc/systemd/system/clusterServive.service
   # Tell systemd to reload the configuration
   #      sudo systemctl daemon-reload

   # Start
   #      sudo systemctl start clusterService
   # Restart
   #      sudo systemctl restart clusterService
   # Stop
   #      sudo systemctl stop clusterService
   # Status
   #      sudo systemctl status clusterService

   # Run on reboot
   #     sudo systemctl enable clusterService 
   # Don't run on reboot
   #     sudo systemctl disable clusterService 

   [Unit]
   Description=VRED ClusterService

   [Service]
   Type=simple
   User=root
   ExecStart=/bin/sh /path/to/VREDCluster-<version>/bin/clusterService -e &>/dev/null

   Restart=on-failure

   [Install]
   WantedBy=multi-user.target