[可視化] > [シーンプレート]
シーンプレートとは、ビューポイントにバインドされた一連の平面のことです。シーンプレートはフロントプレート(従来の「オーバーレイ」)とバックプレートで構成されています。
シーンプレートで実行できる作業を確認するには、「 HTML 前面プレートと VRED App を使用する VRED シーンプレート(VRED sceneplates with HTML front plate and VRED APP) 」 のビデオを確認してください。
シーンプレートの使用については、以下を参照してください。
フロントプレートとは、製品の前面に配置された要素(平面)のことです。フロントプレートの例としては、イメージ、文字、HMI/HTML Web コンテンツなどがあります。フロントプレートのトランジション エフェクトを使用して、フロントプレートの文字またはイメージのフェードイン/フェードアウトを行います。
フロントプレートは、ウォーターマーク、商標、製品の文字、会社のロゴなどのシンプルな要素に使用します。やや複雑な場合は、メニューなどのインタラクティブなオーバーレイ コンポーネントを作成して、カラー、テクスチャ、マテリアル、方向、一部のジオメトリといった製品の要素を変更します。
たとえば、お客様によっては、自動車の最新モデルを、仕様に合わせてカスタマイズして表示したい場合があります。このようなお客様が求めているのは、基本モデルではなく、カラーやペイント仕上げが異なる、豪華な装飾を施したスポーツ パッケージです。VRED では、これらのアトリビュートを変更する機能を使用してフロントプレートを作成できるため、お客様はカスタマイズされた自動車の仮想ツアーを楽しむことができます。
バックプレートとは、シーン内の製品の背後に配置された要素(平面)のことです。バックプレートに静的なイメージまたは一連のイメージを使用して、製品をさまざまな場所に配置したり、時刻を変更したりします。
DLSS RR はアルファ チャネルをサポートしていないため、バックプレートでは機能しません。
シーンプレートでは、次のいずれかを実行できます。
シーン内に 1 つまたは複数のシーンプレートを追加します。
ツールバーの[トランスフォーム]ツールおびそのオプションを使用して、1 つまたは複数のフロントプレートおよびバックプレートの移動、スケーリング、または回転を行います。複数のシーンプレートを同時に操作します。
[選択]の下にある[シーンプレート]選択オプションを使用して、1 つまたは複数のフロントプレート/バックプレートを選択します。[Shift]キーを押しながらドラッグして矩形選択を行うか、[Shift]キーを押しながらクリックして個別に選択するか、[Shift]+[Ctrl]キーを押しながら複数を選択します。選択のためのショートカットについては、「レンダリング ウィンドウでオブジェクトを選択するには」を参照してください。
シーンプレート エディタでプロパティにキーを設定して、[カーブ]を使用してフロントプレートとバックプレートをアニメートします。シーンプレートの透明度をアニメートして、フロントプレートまたはバックプレートのフェードイン/フェードアウトを行います。
フロントプレートの文字自体をアニメートする(「犬」を「猫」に置き換える)ことはできませんが、文字の位置、カラー、透明度、および背景の透明度をアニメートすることはできます。
Web の URL で $VRED_EXAMPLES/webengine/menu
などの環境変数を使用します。$VRED_EXAMPLES
は実行時に解決される環境変数です。この方法を使用すると、URL ファイル パスの位置を柔軟に設定できます。環境変数は、シーンプレート エディタの[イメージ]オプションで入力します。