既定では、Vault データベースはファイル名の重複を禁止します。唯一の制限は、同じ名前の 2 つのファイルが同じフォルダ内に存在できないことです。ファイル名の重複が禁止されている場合、Vault 内のファイルには一意に識別される名前を付けなければなりません。
このルールは、ファイルが Vault に追加されるとき、Vault 内で名前が変更されるとき、Vault に復元されるときに適用されます。ファイル名の重複を禁止する場合は、このオプションを設定した後で Vault にファイルを追加することをお勧めします。ただし、このオプションはいつでもオンにすることができます。このオプションをオンにする前に[重複を検出]を使用すると、重複したファイル名を特定してファイル名の重複を解決することができます。
管理者として、特定のファイル拡張子を持つファイル、または指定したフォルダ内のファイルに対して、重複したファイル名を持つことを許可できます。したがって、ファイル名の重複の禁止機能の例外として、選択した拡張子を持つファイルや指定したフォルダ内のファイルは、Vault 内で重複したファイル名を持つことができます。
ファイル名の重複の禁止に関するベスト プラクティス
最善策として、重複したファイル名を持つファイルをチェックアウトする場合、ファイル名の重複を許可してください。重複するファイル名をチェックアウトするときにファイル名の重複を禁止している場合、その設定は、ファイルをチェックインして Vault に戻すために一時的にオフになります。または、Vault ユーザは、Vault にファイルをチェックインして戻す前に、チェックアウトを取り消してからファイルの名前を変更することができます。
ファイル名の重複を禁止する
- [ツール] >
[管理] >
[Vault 設定]をクリックします。
- [ファイル]タブをクリックします。
- Vault 内で[ファイル名の重複を禁止する]オプションを設定するには、[定義]をクリックします。
- [ファイル名の重複を禁止する]チェック ボックスをオンにします。
注: このオプションをオンにしたときに、重複したファイル名が存在した場合は、エラー ダイアログ ボックスが表示され、Vault でファイル名が重複しているために設定をオンにできないことが示されます。このエラー メッセージが表示された場合は、ファイル名の重複を解決してください。
- [重複を検出]をクリックして、Vault で重複しているファイル名を検索します。
- ファイル名を変更して、ファイル名の重複を解決します。
- 特定のファイル拡張子を持つファイルに対してファイル名を重複して使用できるようにするには、[選択した拡張子を持つファイル](Files with selected extensions)チェックボックスをオンにします。
- 拡張子を追加するには、テキスト ボックスにファイル拡張子を入力し、「+」をクリックして、新しいファイル拡張子を追加します。
- 拡張子を削除するには、ファイル拡張子を選択し、「x」をクリックして選択したファイル拡張子を削除します。
- 指定したフォルダ内のファイルに対してファイル名を重複して使用できるようにするには、[指定したフォルダ内のファイル](Files in specified folders)チェックボックスをオンにします。サブフォルダは自動的に選択に含まれます。
- 「+」 をクリックすると、フォルダが追加されます。Vault 内のフォルダの場所に移動して、[OK]をクリックします。
- フォルダパスを選択し、「x」をクリックして選択したフォルダを削除します。
注: ファイル名が重複しているファイル拡張子または除外されたフォルダを削除すると、重複したファイル名が存在することを知らせる警告が表示されます。
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。