プロパティ拘束および検証

Data Standard はプロパティ定義で設定されたプロパティ拘束を使用します。

コンストレイント(Constraints)

カスタム プロパティを追加したり、Vault から既存の拘束プロパティを修正または変更することができます。

拘束を修正するには、たとえば $Prop["Title"].IsObligatory = $true を使用します。

プロパティを追加するには、$Prop["CustomProperty"].Value = "somevalue" を使用します。 Inventor および AutoCAD の場合、ドキュメントを保存するときに、新しいプロパティはカスタム プロパティとして保存されます。

  1. Default.ps1 ファイルで、必要な新しいプロパティを追加します。例: $Prop["SomeProperty"].IsObligatory = $true
  2. Vault、Inventor、または AutoCAD で Data Standard クライアントを開きます。
  3. Data Standard ダイアログを表示します。
  4. 必要なプロパティを含む編集フィールドは、入力が必須であることを示す赤枠でハイライト表示されます。

検証(Validation)

プロパティにカスタム検証を追加できます。これにより、特定の関数で定義されたカスタム拘束に照らして検証できます。

カスタム検証を追加するには、$Prop["CustomProperty"].CustomValidation = { MyValidation } を使用します。MyValidation 関数は、カスタム拘束に基づいて $true または $false を返す必要があります。

検証 - サンプル

CAD: powerShell スクリプトを確認します。Vault Data Standard Inventor または AutoCAD とともにインストールされる ¥CAD¥addins¥FileNameValidation.ps1 です。

Vault: 環境設定内のサンプルコードを確認します(「例: FolderName のカスタム検証を追加する」)。

注: CAD の場合は、引き続き従来の動作を使用して、CFG ファイルのプロパティ セクションで追加または変更を設定することもできます。Vault の場合、新しいカスタム検証関数は別個のカスタマイズ レイヤであり、既存の Validate 関数に加えて使用することができます。$Prop オブジェクト上の他の拘束については、ここをクリックしてください。