下記のよくある質問(FAQ)を参照して、Vault のライセンス モデルの仕組みと、それが使用と購入の決定にどのような影響を与えるかについて、理解を深めてください。
すべてのオートデスク製品のライセンス変更の詳細については、「Autodesk インストレーションの概要と FAQ」のインストール、アクティベーション、およびライセンスに関する FAQ の一般記事を参照してください。
ライセンスがサーバからクライアントに移行するのに伴って、マルチユーザ ライセンスでもライセンス サーバを使用できるようになりますか?
はい。メンテナンス プランの既存のソフトウェア、および新しいマルチユーザ サブスクリプション ライセンスでは、同時アクセス ユーザのライセンスを管理するために、ネットワーク ライセンスのコンポーネントが活用されます。
ライセンス サーバには、ユーザがログインしている Autodesk Vault File Server (AVFS)から引き続きアクセスされますか?
いいえ。旧バージョンの Vault とは異なり、今後は、ネットワーク ライセンスを使用するように設定された各クライアントが、他のネットワーク上のオートデスク デスクトップ製品と同様に、ライセンス サーバに直接接続します。このため、ライセンスの使用状況の追跡が簡単になります。ただし、ライセンス サーバが AVFS とは別のマシンにある場合は、すべてのユーザがライセンス サーバと通信できるようにする必要があります。
Vault 2016 Client で引き続き下位互換性が保たれますか?
はい。Vault 2016 Client および Vault Add-in では、Vault Server または Autodesk Vault File Server (AVFS)あるいはその両方に接続することができます。これらのサーバは、クライアントの代わりに Vault のライセンスを取得してネットワーク ライセンス サーバに通知されるように設定する必要があります。
Vault を使用するには、インターネットに接続する必要がありますか?
ご利用のサブスクリプションのタイプによって異なります。
シングル ユーザのサブスクリプションメンバーの方は、初回のダウンロードとアクティベーションの両方を行うためにインターネットへの接続が必要です。サブスクリプション ソフトウェアを初めて起動するときに、インターネットに接続して、Autodesk Account の電子メール アドレスとパスワードを使用してサイン インするよう求められます。また、サブスクリプション ソフトウェアをアクティブ状態に保つために、初回アクティベーション後少なくとも 30 日に 1 回はインターネットに接続する必要があります。
一方、メンテナンス プランおよびマルチユーザ アクセスのサブスクリプションメンバーの方は、ネットワーク ライセンス サーバを介してアクティベーションを行うため、インターネットへの接続は必要ありません。ソフトウェアのインストール ファイルをダウンロードするために、インターネット接続が必要になる場合があります。
オートデスクではサブスクリプション専用のモデルを導入しましたが、今後も既存の Vault ライセンス数を増やすことはできますか?
はい。Vault のマルチユーザ サブスクリプション ライセンスまたはシングルユーザ サブスクリプション ライセンスを、ビジネス要件に応じて追加で購入し、既存のライセンス数に追加することができます。
ライセンスのニーズに応じて、マルチユーザとシングル ユーザ サブスクリプション、および無期限ライセンスを組み合わせて利用することはできますか?
はい。必要に応じてライセンスを組み合わせて、合計のライセンス数を増やすことができます。
Vault をシングルユーザのサブスクリプション タイプとして実行できますか?
はい。2016 年 8 月 1 日現在、Vault 2017 以降については、Vault Professional のシングルユーザ サブスクリプション ライセンスを購入できます。
すべての Vault クライアントがシングルユーザのサブスクリプションとしてサポートされますか?
いいえ。Vault 2016 はシングルユーザのサブスクリプション ライセンスの下では実行できません。また、マルチユーザ サブスクリプションとしてのみ利用できる Vault Office Thin Client および Vault Office Thick Client についても同様に実行できません。
マルチユーザまたはシングルユーザのサブスクリプション契約が終了するとどうなりますか?
Vault に保管されているデータはすべて、サブスクリプションのステータスにかかわらず、引き続き貴社が所有します。サブスクリプションの終了時に、次の方法でデータにアクセスすることができます。
Vault のライセンスを借用することはできますか?
はい。Vault 2022 では Vault のライセンスの借用が可能です。ただし、特定の状況においては予期しないエラーの原因になることがあります。この問題が発生した場合、またはすべてのユーザが Vault ライセンスを借用できないようにする場合、Network License Manager のインストール フォルダにある LicenseAdministration.pdf (英語版ファイル)の「Options File Syntax」の「INCLUDE_BORROW」セクションに記載されている説明を参考にして、Vault ライセンスを借用できないようにすることができます。ユーザが Vault ライセンスを借用できないようにするオプション ファイルの構文の例を示すと、INCLUDE_BORROW 86646VLTM_2018_0F USER noname などのようになります。
自動化されたシステム プロセスに使用する資格情報は何ですか?たとえば、Vault Job Processor などです。
複数の Job Processor を使用している場合は、それぞれに異なる Autodesk ID と固有の電子メール アドレスを使用する必要があります。
Thin Client for Vault Office (およびそれ以降のバージョン)はシングルユーザー ライセンスでどのように動作しますか?
Thin Client for Vault Office 2020 (およびそれ以降)はシングルユーザー ライセンスをサポートしていません。
オートデスクは、シングルユーザーおよびスタンドアロンの Vault Office ライセンスには Vault モバイル アプリを使用することをお勧めします。モバイル アプリは、iOS または Android デバイス上のファイルにアクセスするための強力な機能を提供します。