代理オブジェクトの動作を設定したら、シミュレーションを計算して代理オブジェクトのキーフレームを生成する必要があります。シミュレーションを計算するには、群集オブジェクトを選択し、[計算](Solve)ロールアウトの[計算](Solve)をクリックします。
シミュレーションをできるだけ迅速に生成するために、3ds Max は代理オブジェクトのキーをソリューション実行後に保存します。これにより、ソリューションが終了してユーザに制御が戻るまでの間に一時停止が発生します。また、代理オブジェクトにリンクされたオブジェクトは、シミュレーション中は非表示になります。
ほとんどの場合、適切なシミュレーションを作成するには、何度か計算する必要があります。計算が終了したら、アニメーションを確認します。動作または代理オブジェクトのパラメータを必要に応じて訂正し、計算を再度実行します。
キーフレームまたは画面の更新頻度を減らすと、計算の速度が向上します。また、一度に 1 つのフレームの計算結果を表示すれば、問題が発生した場所を特定しやすくなります。
シミュレーションを計算するには:
計算には数分間かかります。画面下部の進行状況バーに、計算処理の状態が表示されます。
計算時間を短縮するには:
シミュレーションによって設定される代理オブジェクトのキーフレームが、すべてのフレームではなく 5 フレームごとになります。
新しい代理オブジェクトが配置されたときの表示の更新が、100 フレームごとに実行されます。
シミュレーションの問題を解決するには:
群集シミュレーションでは、アニメーションの一部に他のフレームと異なる固有の問題が発生することは珍しくありません。シミュレーションで問題が発生した場合は、[フレーム毎に計算](Step Solve)を使用してシミュレーションの一部を分析します。
[フレーム毎に計算](Step Solve)ボタンのキーボード ショートカットを使用するには、[キーボード ショートカットの切り換え](Keyboard Shortcut Override Toggle)をオンにしてから T キーを押して、フレーム毎の計算を行います。
任意のフレームから開始できます。拡大して、不適切な動作をしている代理オブジェクトのベクトルを調べます。