探査動作

探査動作では、任意のオブジェクトを、代理オブジェクトの静止している、あるいは移動しているターゲットとして指定できます。代理オブジェクトは、群集のシミュレーションで、必要に応じてオンの状態になると、ターゲットに向かって移動します。

インタフェース

[ターゲット](target)ボタン
単一のターゲットを指定します。このボタンをクリックして、ビューポート内のターゲット オブジェクトをクリックします。ターゲットの名前がボタン上に表示されます。ターゲットの選択前は、[なし](None)という語がボタン上に表示されています。

[複数選択](Multiple Selection)(次の項目を参照)を使用して複数のターゲットを選択した場合は、[複数](Multiple)という語がボタン上に表示されます。 ターゲットとして指定されたオブジェクトを参照するには、[複数選択](Multiple Selection)ボタンをクリックします。

複数選択
[選択](Select)ダイアログ ボックスが開き、複数のターゲットを選択できます。複数のターゲットがある場合は、代理オブジェクトを設定して、グループの中で一番近いターゲットに向かって移動させたり、ターゲットの位置の計算された平均値に移動させたりできます。

[探査ターゲット](Seek Target)領域

動作が複数のターゲットを使用しているときに、探査の活動度を決定します。

  • 直近のターゲット各代理オブジェクトは直近の割り当てられたターゲットを探査します。 このオプションは、1 つの探査の動作が割り当てられた複数の代理オブジェクトを、それぞれ別々の方向に動かすときに使用します。
  • ターゲットの平均すべての代理オブジェクトが、すべてのターゲット位置の平均によって決まる共通点に向って移動します。

[方法](Method)領域

動作によって影響を受けるときの代理オブジェクトの方向を、角度を使って計算するか、それともフォースを使って計算するかを決定します。

  • 角度(既定値) 代理オブジェクトの現在の方向とターゲットに直接向うためにとる必要のある方向に基づいて、代理オブジェクトにフォースを適用します。

    フォースの大きさは、代理オブジェクトがまっすぐターゲットから離れる方向に移動して迂回する必要がある場合に最大になります。代理オブジェクトがターゲットに向けて直接近づいている場合、ほとんど 0 になることもあります。

  • [フォース](force)ターゲットに直接向かう方向に常にフォースが適用されます。 フォースの大きさは一定です。

[半径](Radius)領域

オプションの半径の設定値を使用して、代理オブジェクトがターゲットから特定の距離の範囲内にある場合にのみ探査動作がアクティブになるようにします。探査動作の力の相対強度は外径の外での 0% から内径での 100% まで増加します。

半径を使用
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、探査動作は[外径](Outer Radius)の距離よりもターゲットに近づいた代理オブジェクトにのみ適用されます。既定値ではチェックマークが付いていません。
内径
探査が最大限適用される場所を示すターゲットからの距離です。既定値は 0.0 です。
外径
探査が適用され始める場所を示すターゲットからの距離です。既定値は 10.0 です。
フォールオフ
既定値は 2.0 です。
半径を表示
フォースがアクティブな場合に半径が表示されます。
[探査ベクトルのカラー サンプル](seek vector color swatch)

計算中に、探査のフォース ベクトルの描画に使用されるカラーが表示されます。ボックスをクリックすると、別の色を選択できます。既定値は緑色です。

フォースを表示このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、探査動作によって代理オブジェクトに作用する力が、シミュレーション計算中にビューポートにベクトルとして描画されます。 [半径を使用](Use Radii)をオンにした場合、フォースが有効なときに半径も表示されます。