壁探査動作では、代理オブジェクトを引き寄せるためにグリッド オブジェクトが使用されます。壁探査の力に影響されると、代理オブジェクトはグリッドの方向を向くまで向きを変更します。廊下のような矩形の領域に向かってオブジェクトを移動するのに便利です。
グリッドを設定して片側または両側から引き合わせることもできます。また、オプションで引き寄せの距離を最大に設定することもできます。動作を設定して、グリッドがその面に沿って無限に伸びているかのように動作することもできます。
このボタン(初期ラベルは[なし](None))をクリックしてグリッドを選択することによって、ターゲット グリッドを設定します。この手順の後は、グリッドの名前がボタン上に表示されます。
動作によって影響を受けるときの代理オブジェクトの方向を、角度を使って計算するか、それともフォースを使って計算するかを決定します。
フォースの大きさは、代理オブジェクトがまっすぐターゲットから離れる方向に移動して迂回する必要がある場合に最大になります。代理オブジェクトがターゲットに向けて直接近づいている場合、ほとんど 0 になることもあります。
グリッドがその正方向の軸側から引き付けるか、負方向の軸側から引き付けるか、それとも両方向から引き付けるかを指定します。
どちらが正軸側かを判別するには、グリッドを選択し、参照座標系をローカル(既定値のシステムはビュー)に設定します。ビューポートに表示されるグリッドで、Z 軸の矢印の方向を確認します。この矢印は正軸の方向を示しています。矢印の反対方向が負軸の方向になります。
距離の設定値を使用して、代理オブジェクトがターゲットから特定の距離の範囲内にある場合にのみ壁探査動作がアクティブになるようにします。動作の相対強度は外側の距離での 0% から内側の距離での 100% まで増加します。
内側の距離フォースが最大強度で適用される場所を示すターゲットからの距離です。 既定値は 0.0 です。
外側の距離フォースが適用され始める場所を示すターゲットからの距離です。 既定値は 10.0 です。
[フォールオフ](Falloff)[内側の距離](Inner Distance)と[外側の距離](Outer Distance)との間で引力が減少するレートです。 既定値は 2.0 です。
値 1.0 は、線形フォールオフを意味します。高い値に設定すると強度 0 へ減衰する速度が距離と共に速くなり、反発力の効果を内側の距離の近辺に集中させることになります。低い値に設定すると、減衰の速度が低下します。[フォールオフ](Falloff)の設定値 0.0 は[外側の距離](Outer Distance)での強度が[内側の距離](Inner Distance)での値と同じであることを意味します。
[グリッド間隔](Grid Spacing)[内側の距離](Inner Distance)と[外側の距離](Outer Distance)のグリッド描画に使用されるグリッド線の間隔を変更します。 値が小さいほど、間隔が狭まります。既定値は 500 です。
計算中に、探査のフォース ベクトル描画に使用されるカラーが表示されます。ボックスをクリックすると、別の色を選択できます。既定値では紫色です。
フォースを表示このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、探査動作によって代理オブジェクトに作用する力が、シミュレーション計算中にビューポートにベクトルとして描画されます。 [半径を使用](Use Radii)をオンにした場合、フォースが有効なときに半径も表示されます。