Object Lister は、レイヤとそれに割り当てられたオブジェクトを作成および管理するための包括的なエディタを提供します。レイヤまたはオブジェクトにフォーカスするための 2 つのモードで表示できます。
Show by Layers モードの場合、レイヤは垂直に表示されます。このモードは Layer Bar の代わりに使用することも、Layer Bar とともに使用することもできます。オブジェクトは、各レイヤの下に表示することもできます。
Show by Objects モードの場合、シーン内のすべての項目が表示されます。また、SBD ウィンドウの代わりとなるツールまたは追加のツールとして、オブジェクトを表示および管理することができます。
Object Lister のアイコン バー
New Layer: 新しいレイヤを作成します。レイヤを使用すると、関連オブジェクトをグループにまとめ、個別に、または一括して選択、表示、編集することができます(More メニューおよびコンテキスト メニューでも使用可能)。
New Folder: 空白のレイヤ フォルダを作成します。レイヤをレイヤ フォルダにグループ化します(More メニューおよびコンテキスト メニューでも使用可能)。
Duplicate: 選択したオブジェクト、レイヤ、およびレイヤ フォルダを複製します。レイヤを選択すると、そのすべての内容も複製されます(More メニューおよびコンテキスト メニューでも使用可能)。
Delete: 選択したオブジェクト、レイヤ、またはレイヤ フォルダを削除します(More メニューおよびコンテキスト メニューでも使用可能)。
Expand All/Collapse All: クリックすると、リスト内のすべてのレイヤまたはオブジェクトを展開するか、折りたたむことができます。
Next: シーン内でオブジェクトが選択されている場合は、Next および Previous アイコンが表示されます。
Previous: Object Lister ビューをスクロールして、前に選択した項目を表示します。
Search: キーワードを使用して、シーンに含まれるレイヤ フォルダ、レイヤ、またはオブジェクトを検索します。
Filter: 特定のタイプ別にオブジェクトを表示し、ソート方法を指定します(「Object Lister - 高度な設定」を参照)。
Settings: 次の Settings メニューにアクセスします。
More: Object Lister の More メニューを表示します。これには、Main メニュー バーの Layers メニューと同じツールがあります。
Object Lister - 高度な設定
Object Lister には多数の設定があり、ここにリストされる設定は難易度の高い設定ではありませんが、上記の主要なツールほど頻繁に使用されることはありません。
Object Lister の下部にある 記号をクリックして、シーン全体の統計情報を表示します。
Filter メニューには 2 つのセクションがあります。1 つは表示するオブジェクト タイプをフィルタするためのセクションで、もう 1 つはオブジェクト/レイヤ リストの表示順序をソートするためのセクションです。
Object Lister に表示するすべてのタイプのオブジェクトを選択します。既定の設定では、すべてのオブジェクトがリストされます。
オブジェクト/レイヤ リストをソートする方法を 1 つ選択します。
次のオプションは、Show by Layers モードの場合のみ使用できます。
Settings メニューで、各レイヤやオブジェクトに表示するショートカット アイコンや情報アイコンを指定します。
Show by Layers がアクティブな場合、レイヤごとに Object Lister に表示するアイコンを選択します。
Group Membership は Object Control リストにありますが、レイヤを開くと表示され、オブジェクト モードで割り当てられたノードが示されます。表示されているグループのアイコンを左マウス ボタンでクリックすると、グループ化されたオブジェクトとそのコンポーネント全体を表示できます。このポップアップ ウィンドウから任意の項目を選択することもできます。
Show by Objects がオンの場合、次のようにセット メンバーとオブジェクト レイヤのみを使用できます。
オブジェクト レイヤを表示するように選択している場合、レイヤの四角形のアイコンを左マウス ボタンでクリックすると、レイヤとその内容を表示できます。このポップアップ ウィンドウから任意の項目を選択することもできます。
Object Lister - オブジェクト アイコン リファレンス
オブジェクト ビューでは、次のアイコンを使用してオブジェクト タイプを示します。
ワークフロー: レイヤを作成し、オブジェクトを割り当てる
シーン内のすべてのオブジェクトをレイヤに割り当てます。Default Layer は常に Object Lister の最上部にあり、削除したり非表示に設定することはできません。
ほとんど場合、独自のレイヤを追加して、モデルを管理しやすいグループにまとめます。
次のいずれかの方法で、新しいレイヤを作成します。
レイヤの名前を変更するには、レイヤ名をダブル クリックして文字を編集します。
レイヤにオブジェクトを割り当てるには、レイヤに配置するオブジェクトを選択し、次のいずれかを実行します。
レイヤ名の左側にある四角いアイコンをクリックして、レイヤの内容をシーン内で表示または非表示にします。
表示されている四角形のアイコン上で右マウス ボタンを使用して、カラー セレクタを開き、レイヤ カラーを設定します。
レイヤ名の左側の矢印は、オブジェクトが割り当てられていることを示します。矢印をクリックすると、レイヤが開き、割り当てられているオブジェクトが表示されます。Shift
キーを押しながら矢印をクリックすると、レイヤ内のすべてのグループが展開されます。
次のいずれかの操作を実行します。
すべてのオブジェクトが 1 つのレイヤ上に存在する必要があります。特定のレイヤにオブジェクトを割り当てたくない場合は、既定のレイヤに割り当てます。
マウスの中央ボタンを使用してレイヤ名をクリックし、レイヤをリスト内の新しい場所にドラッグ アンド ドロップします。
中マウス ボタンを使用して、次の操作を行います。
ワークフロー: コンストラクション レイヤ/アクティブ レイヤ
コンストラクション レイヤはアクティブ レイヤとも呼ばれます。青いハイライト カラーで表示され、新しいジオメトリを作成すると配置されるレイヤです。
Ctrl
+ 左マウス ボタンを使用して選択解除します。 左マウス ボタンでクリックしたときにレイヤが非表示に設定されている場合、レイヤは作成レイヤに設定され、一時的に表示状態、選択可能な状態に変更されます。
これは、レイヤが表示状態であっても、薄い色の斜線でハイライトされた別のコンストラクション レイヤが表示され、表示アイコンがオフとして表示されます。
別のコンストラクション レイヤが設定されている場合は、非表示に戻ります。
これは、レイヤをすばやく切り替えて異なるバージョンを表示する場合に便利です。
複数のレイヤを選択した場合、常に最初の左クリックでレイヤが選択され、Construction Layer として設定されます。そのため、選択した後にコンストラクション レイヤを再設定することが必要な場合があります。
ワークフロー: レイヤの表示、カラー、状態、シンメトリの設定
各レイアウト エントリのアイコンは最も一般的な設定で、メニューでも使用できるツールのショートカットとなっています。
List all the objects in a layer: 矢印をクリックすると、レイヤが開き、すべてのオブジェクトがノード リストとして表示されます。もう一度クリックして閉じます。
Layer contents visibility in-scene: レイヤ名の左側にある表示ボックスで、シーン内のオブジェクトのオン/オフを切り替えます。または、レイヤ名、ツールバー メニュー、またはメイン レイヤ メニューの右クリック メニューを使用して、Visible を選択します。
Layer color: 表示ボックスで右クリックして、そのレイヤに割り当てられているシーン内の項目のカラーを選択します。
Layer pick states: アイコンを使用して、3 つの選択状態を切り替えます。
Layer symmetry: このアイコンを使用してシンメトリのオン/オフを切り替えます。
選択したレイヤのシンメトリの方向は、Object Lister メニューまたは Layers のメイン メニューから Symmetry Plane > Set Symmetry Plane を使用して設定します。
ミラー コピーを実際のジオメトリに変換するには、Object Lister メニューまたは選択したレイヤの Layers メイン メニューから Symmetry Plane > Create Symmetric Geometry を使用します。
複数のレイヤを選択すると、削除、表示、ドラッグアンドドロップ、フォルダへの追加などの操作を、すべてのレイヤに一度に行うことができます。
左マウス ボタンを使用してレイヤを選択します。左マウス ボタンの最初のクリックでレイヤが選択され、****コンストラクション レイヤとして設定されます。必要に応じて、後で正しいコンストラクション レイヤが再設定されていることを確認してください。
レイヤの範囲を選択するには、Shift
+ 左マウス ボタンを使用します。
Ctrl
+ 左マウス ボタンを使用して、個々のレイヤを選択または選択解除します。
ショートカット項目やメニュー アクションは、選択したすべてのレイヤに適用されます。
レイヤまたはオブジェクト リストをスクラブして、多くの項目に対して表示設定のオン/オフをすばやく切り替えることができます。
1 つの表示設定アイコンをクリックして押したまま、カーソルをリストの上下に移動すると、すべての項目が変更されます。
スクラブ選択は、最初に選択した項目の階層レベルにコンストレイントされ、その列の項目にのみ影響します。グループ化されたオブジェクトの階層位置にも同じことが当てはまります。
ワークフロー: レイヤ フォルダ
フォルダを使用してレイヤをグループ化すると、Object Lister を表示および管理しやすくなります。
レイヤ フォルダを使用するには、次のいずれかの操作を行います。
レイヤ フォルダは、個々のレイヤと同じ方法で操作できますが(名前変更、ドラッグ アンド ドロップによる再配置など)、フォルダ内のすべてのレイヤに次の操作が適用されます。
ワークフロー: 検索
検索を使用するには:
Show by Layers モードの場合、レイヤ名と検索語を含むオブジェクトの両方が表示されます。
Show by Objects モードの場合、名前に検索語句が含まれるオブジェクトのみが表示されます。どのレイヤのオブジェクトかを確認するには、オブジェクトの右側にあるレイヤ アイコンを左マウス ボタンでクリックします。
次の例では、検索語句として「light」という文字が使用されています。
ワークフロー: オブジェクト別に表示する
Object Lister が Show by Objects モードの場合、シーン内のすべてのオブジェクトはレイヤなしでリストされます。Menu > Windows > SBD で、オブジェクトノードを表示する方法の代わりになります。
オブジェクトをグループ化すると、一番上のノードがオレンジ色の立方体アイコンで表示されます。アイコンの左側にある矢印をクリックすると、グループ化階層の次のレベルが開きます。Shift
+ 左マウス ボタンで矢印アイコンをクリックすると、階層内のすべてのレベルが展開されます。
コンテキスト メニューのグループ化ツールを使用して、Object Lister 内でグループを作成、修正できます。
また、右マウス ボタンでオブジェクトまたはノード項目をクリックして、既存のグループ内または外にドラッグすることで、そのグループに項目を追加または削除できます。
キャンバスとコンストラクション エンティティは常にリストの一番上にグループ化されます(Filter > Sort by が Hierarchy に設定されている場合)。
ドラッグ アンド ドロップでリスト内のオブジェクトの順序を変更できます(Filter > Sort by が Hierarchy に設定されている場合)。
ワークフロー: オブジェクトの履歴ツール
オブジェクトを Show by Objects モードで表示するか、レイヤのコンテンツを開いて表示すると、ヒストリを持つオブジェクトには「H」アイコンが表示されます。
「H」アイコンを左マウス ボタンでクリックして、ヒストリ メニューを表示します。
「H」をクリックしても、ユーザがモデリング ツールを使用している場合は、フライアウトが表示されません。フライアウトはジオメトリを変更するためにアクティブに使用されているためです。
Object Lister のすべてのジオメトリがグレー表示されます。
Pick > Object を使用して、Object Lister で表示を通常の状態に戻します。