Alias 2020.1 の新機能

SpeedForm SF3D ファイルの読み込み

SpeedForm の T スプラインサーフェスをサブディビジョンボティとして、SF3D ファイルから直接 Alias に読み込めるようになりました。これにより、Alias に読み込む前に T スプラインモデルを OBJ に変換する必要がなくなりました。

これを実行するには、File > Import > Subdiv を選択します。すべてのファイル (.)が選択され、SpeedForm SF3D ファイルが表示されていることを確認します。

T スプラインを読み込むと、そのモデルは Alias サブディビジョンボディに変換されます。T スプラインモデルの折り目は、変換後のサブディビジョンボディでも保持されます。SpeedForm の T スプラインサーフェスに追加されたシンメトリは削除され、Alias のサブディビジョンボディには転送されません。

Detailing ワークスペースを使用して SpeedForm で作成された NURBS サーフェスはサポートされません。

Subdiv Patch フィルタを使用して、Object Lister でサブディビジョンボティの個々の面の表示と非表示を切り替えることができるようになりました。Subdiv Patch フィルタをオンにすると、個々のサブディビジョンの面のすべてが Object Lister のサブディビジョンオブジェクトに表示されます。このフィルタをオフにすると、サブディビジョンボディのみが表示されます。
シンメトリモデリング(Object Edit > Symmetrical Modeling)を使用してサブディビジョンボディをモデリングすると、変更されたエッジと面が青の点線で表示されるようになりました。
サブディビジョンボディのサーフェスのアイソパラムが既定で表示されなくなりました。これらのアイソパラムを表示するには、ObjectDisplay > Control を選択して Surface Iso をオンにします。
一部のサブディビジョンツールの undo や redo コマンドが、ワークフローを簡素化するために最適化されました。

Set Planar ツール(Surfaces > Planar Surfaces > Set Planar)に、選択したカーブのどの交差が開いているか、閉じているかが示されるようになりました。プロンプトラインに、トリムサーフェスの作成エラー メッセージが表示されるだけでなく、開いているカーブの交差に赤い十字が表示されます。また、閉じている交差が検出された場合は、黄色のドットが表示されます。このフィードバックにより、修正が必要なカーブをすばやく特定できるため、トリム NURBS サーフェスを正しく作成できます。次の場合、カーブに赤い十字が表示されます。
同一プレーンでカーブが交差していない
2 つのカーブの端点間にギャップが存在する
カーブの端点が固定されていない

Curve Offset ツールの Reference Direction 設定の名前が Offset Plane に変更されました。このオプションの機能は変更されていません。
Curve Offset ツールおよび Surface Offset ツールのオフセット値をプロンプトラインに直接入力できるようになりました。

継ぎ目とステッチのジオメトリを定義する際に、カーブオンサーフェスに加え、サーフェスを選択できるようになりました。ソースのカーブオンサーフェスを選択したら、このビュー内で、新しい Add Primary オプションを使用して、隣接するサーフェス(カーブオンサーフェスの入力項目として選択されていないサーフェス)を追加します。コーナーに沿って継ぎ目を生成する場合や、継ぎ目をサーフェスのエッジに近づける場合は、このオプションでサーフェスを追加します。これにより、十分なジオメトリで継ぎ目を適切に生成できます。

「継ぎ目とステッチのジオメトリを作成する」を参照してください。

ワイヤフレームのアンチエイリアスオプションに、新しい Force Smooth Mode オプションと 16x Hardware Anti-Alias オプションが追加されました。これらのオプションを使用すると、より滑らかな線や高品質な画面イメージを生成できます。Force Smooth Mode にすると OpenGL ラインスムーズフィルタがオンになり、高品質の線が生成されますが、パフォーマンスに影響する可能性があります。既定では、オフになっています。以前の Hardware Anti-Alias の設定を 8x から 16x などに切り替えた場合は、Alias を再起動して新しい設定を有効にする必要があります。

「WindowDisplay > Anti-Alias > Wireframe Anti-Alias」を参照してください。