[グラフィックス パフォーマンス]ダイアログ ボックス

GRAPHICSCONFIG[ハードウェア パフォーマンスの調整] (コマンド)

このダイアログ ボックスは、ハードウェア アクセラレーションをコントロールし、2D および 3D の表示設定を変更し、グラフィックス カード設定の一般的な問題を診断します。

一部の高度なグラフィックス パフォーマンスの設定は、コマンド ラインに -GRAPHICSCONFIG と入力した場合にのみ使用できます。

[効果の設定]タブ

ハードウェア アクセラレーションのオプションと、2D および 3D の表示設定が表示されます。

[ハードウェア アクセラレーション]
ハードウェア アクセラレーションの使用を有効にし、現在のドライバで使用可能なすべての効果の設定をコントロールできるようにします。オフにすると、[スムーズ ライン表示]オプションのみが有効になり、モードが既定のソフトウェア モードに切り替わります。
[2D 表示の設定]
ハードウェア アクセラレーションの使用を有効にし、現在のドライバで使用可能なすべての効果の設定をコントロールできるようにします。オフにすると、[スムーズ ライン表示]オプションのみが有効になります。
[モード]ドロップ ダウンリスト
使用しているグラフィックス カードに基づいて、適切な環境設定モードを選択します。既定では、詳細モードは、DirectX 12 グラフィックス カードの場合に選択されます。
  • [詳細モード]: メモリの量が多く処理能力も高いハイ エンドのグラフィックスカードに適しています。
  • [中間モード]: ある程度の処理能力はあってもメモリの量に制限がある中間レベルのグラフィックス カードに適しています。
  • [基本モード]: 最小限の処理能力で、メモリの量が限定されているまたはメモリが少ない低レベルのグラフィックス カードに適しています。
[詳細]ボタン
2D オプションの表示をコントロールします。既定では、スムーズ ライン表示、ビデオ キャッシング メモリ レベルのオプションは折りたたまれて表示されません。これらのオプションを表示するには、[詳細]ボタンをクリックします。
[スムーズ ライン表示]
フル スクリーン アンチエイリアシング効果の状態をコントロールします。このオプションにより、斜線や曲線のエッジのギザギザの表示が除去されます。
[フォント表示を高速化]
GPU アクセラレーションを使用して、TrueType フォントの表示品質を向上させます。
重要: テキスト表示に問題が発生した場合に、このオプションを無効にします。
[ビデオ メモリのキャッシング レベル]
ハイ エンドのグラフィックス カードを使用すると、グラフィックスのキャッシュに使用されるビデオ メモリの量をコントロールすることができます。値を大きくすればするほどパフォーマンスは改善します(他のアプリケーションがビデオ メモリを使用していない場合)。
注: ハードウェア アクセラレーションとともに、NetMeeting、Remote Desktop、またはその他一切の Windows エミュレート ソフトウェアなどのリモート アクセス アプリケーションを使用しないことをお勧めします。一般的な表示上の不具合が生じ、動作が不安定になることがあります。
[3D 表示の設定]
ハードウェア アクセラレーションの使用を有効にし、現在のドライバで使用可能なすべての効果の設定をコントロールできるようにします。オフにすると、[スムーズ ライン表示]オプションのみが有効になります。
[高速シェード モード]
クロス プラットフォーム 3D グラフィックス システムのオン/オフをコントロールします。
[高度なマテリアル効果]
画面上の高度なマテリアル効果の状態をコントロールします。
[完全な影を表示]
ビューポートでの影の表示を有効にします。
[ピクセル単位の照明(フォン)]
個々のピクセルに対する色の計算を有効にします。このオプションをオンにすると、3D オブジェクトと照明の効果が、ビューポートに一層滑らかに表示されます。
[既定に戻す]
グラフィックス カードのグラフィックス パフォーマンスの評価に基づく既定の値に戻します。
[調整ログ]
システムを読み取り、ソフトウェアとハードウェアの両方に対応する機能をどちらに実装して使用するかを決定する調整ログが表示されます。システムで動作する機能はオンにされ、システムで動作しない可能性のある機能はオフにされます。ログ ファイルには、グラフィックスカードの情報とともに結果が表示されます。

[診断]タブ

グラフィックス カード設定のステータスを表示し、パフォーマンスや設定上の問題のトラブルシューティングに役立ちます。

グラフィックス パフォーマンスの問題がないことを示します。

問題を示し、パフォーマンスを向上させるために実行すべきアクションを提示します。

[ハードウェア アクセラレーション]
ハードウェア アクセラレーションが無効の場合、パフォーマンスが低下します。
[グラフィックス カード ドライバ]
グラフィックス カード ドライバが最新かどうかを示します。
[デュアル グラフィックス カード]
グラフィックス カードが 2 つある場合は、より高性能のグラフィックス カードが有効であることを確認してください。
DirectX 12
AutoCAD の機能を完全にサポートするには、グラフィックス カードが Direct3D の機能レベル 12_0 以上をサポートしている必要があります。
[高解像度ディスプレイ]
グラフィックス カードが解像度を完全にサポートできない場合は、解像度を下げるか、グラフィックス カードを更新します。
自動設定
自動設定が有効になっていることを確認します。パフォーマンスを最適化するには、GS_DEVICE または GFXDX12 の優先設定を削除します。