後の製品リリースで使用するために、「旧形式」の 2D ポリラインとハッチングを変換します。
AutoCAD Release 14 または AutoCAD LT 97 より前のバージョンでは、ハッチングと 2D ポリラインは最適化が行われずに図面ファイルに保存されていました。これらの最適化されていないオブジェクトは、「旧形式」のオブジェクトと呼ばれることもありますが、更新することができます。このような「旧形式」の最適化されていないオブジェクトを更新すると、パフォーマンスが向上し、ファイル サイズを削減できます。
ハッチングを作成してから UCS を変更すると、ハッチング パターンの回転に関する情報が正しく更新されない場合があります。CONVERT[変換]を使用してハッチングを更新する場合は、結果を視覚的に確認できるように、[選択]オプションを使用することをお勧めします。
「旧形式」で作成された 2D ポリラインには、頂点オブジェクトの形式で追加情報が含まれています。このため、図面ファイルのサイズが大きくなり、パフォーマンスが低下します。「旧形式」の 2D ポリラインは、ヘビー 2D ポリラインとも呼ばれます。2D ポリラインとは、すべての頂点の Z 座標値が同じポリラインです。新しく作成されるほとんどの 2D ポリラインは、最適化されたライトウェイト ポリラインとして作成されます。
AutoCAD Release 14、AutoCAD LT 97 以降で作成された図面には、サードパーティ製のアプリケーションを使用した結果、または古い図面をブロックとして挿入してからそのブロックを分解した結果、「旧形式の」 2D ポリラインが含まれることがあります。ほとんどの場合、2D ポリラインを CONVERT[変換]で更新する必要はありません。既定では、システム変数 PLINETYPE は、図面を開いたときに「旧形式」の 2D ポリラインを自動的に更新するように設定されています。
次のプロンプトが表示されます。