概要 - パワーディメンジョン(ビデオ)

AutoCAD Mechanical ツールセット コマンドを使用して、さまざまなタイプの寸法を作成したり、はめあいを指定したり、はめあい一覧を生成する方法について説明します。

また、このビデオでは、寸法をすばやく位置合わせしたり、寸法の間隔を指定したり、寸法マスクを作成したり、寸法を削除したときのギャップをなくす方法についても説明します。

このビデオは、AutoCAD Mechanical 2016 で録画されていますが、AutoCAD Mechanical 2025 ツールセットでも引き続き有効です。

トランスクリプト

タイム スタンプ	コメント
00:04	このビデオでは、AutoCAD Mechanical ツールセット がサポートしている寸法記入のオプションをいくつか紹介します。まずは、このエッジの長さ寸法の挿入から始めてみましょう。色が変わり、寸法が正しい距離でスナップされるのがわかりますか?この機能を距離スナップと呼びます。スナップの距離は、図面の作成時に選択した製図規格によって決まります。寸法をもう 1 つ追加して、さらに詳しく説明していきます。距離スナップは、寸法を 1 つ前の寸法の上に配置するよう提案してきます。この場合に、どうなるか見ていきましょう。
00:56	さらに掘り下げて、並列寸法をいくつか作成してみましょう。リボンで複数の寸法をクリックし、オプションを調べた上で、正しい寸法の種類を作成していることを確認します。ブッシングを窓選択して、[Enter]キーを押します。この点を 1 番目の寸法補助線用として選択します。カーソルを移動して、プレビューに水平方向の長さ寸法が表示されるようにします。距離スナップが適用されたら、マウスをクリックします。
01:34	次に、寸法のクリーンアップを行います。はじめに、この寸法の延長線に寸法マスクを加えます。リボンで[部分削除]をクリックして、部分削除する寸法を選択します。次に、[Enter]を押して、AutoCAD Mechanical ツールセット で交点を自動検出するようにします。その結果何が得られるでしょうか?3 つの並んだ寸法マスクです。
01:54	次に、不要な寸法を削除します。リボンで[パワーイレース]コマンドを選択して、削除する寸法を選びます。完了したら、[Enter]キーを押します。残りの寸法が、隙間を詰めて自動的に調整されていくことが分かります。
02:17	先に進みましょう。直列寸法の作成方法を説明します。リボンの[パワー ディメンジョン]をクリックし、コマンド ラインから[直列寸法]オプションを選択します。13 mm の寸法を基準寸法として選択します。そして、ブッシングの一番遠い終点をクリックします。このボタンをクリックして、この寸法を参照寸法としてフラグ付けします。エディタを閉じ、[Esc]キーを押して寸法記入セッションを終了します。
02:52	ここからは、別の項目を取り上げます。寸法にはめあいの情報を追加する方法を説明します。12 mm の寸法をダブルクリックして寸法エディタを開きます。このボタンをクリックしてはめあいをオンにします。しかし、よく見ると、このはめあいの記号は、穴に適切ではありません。[はめあい]ダイアログ ボックスを表示して、シャフトではなく穴に対するはめあいであることを指定します。40 mm の寸法でもこの手順を繰り返して、交差する延長線をクリーンアップします。
03:33	さらに進んで、はめあい一覧を作成します。リボンの[はめあい一覧]をクリックし、コマンド ラインから[新規作成]オプションを選択します。図面内にはめあい一覧を配置すると、AutoCAD Mechanical で図面がスキャンされ、はめあい一覧が含まれる図面枠内のはめあいがすべて一覧表示されます。
03:57	さらにいくつか寸法を追加してみます。はめあい一覧に何が発生するかを示します。再び、[複数の寸法]コマンドを使用します。ただし今回は、[シャフト/対称軸]オプションを選択します。まず、寸法記入するオブジェクトを選択してから、中心線を選択します。距離スナップが適用されたら、クリックして寸法を配置し、すぐにクリーンアップします。これらの寸法に、はめあい情報がないことに気づきましたか?情報がないので、両方の寸法を選択して、はめあい情報を指定します。はめあい一覧を更新するようプロンプトが表示されます。[はい]をクリックします。はめあい一覧を確認しましょう。正しく更新されていますね。
04:56	最後に、面取り寸法の追加方法を示します。リボンで[面取り寸法]コマンドをクリックし、プロンプトが表示されたら、面取りとそれを囲む 2 本の線分を選択します。ダイアログ ボックスの[OK]をクリックして完了します。パワー ディメンジョンを使ってできることは他にもたくさんありますが、この短いビデオではすべて紹介することはできません。詳細な情報はすべて、ヘルプで参照できます。