下書き線フィーチャを使用すると、一方向(放射線)または双方向(構築線)に無限に延びる下書き線を作成できます。また、円状下書き線を作成することもできます。
下書き線によって図面範囲が変更されることはないので、その無限の寸法はズームや始点には影響しません。下書き線の移動、回転、コピーは、他のオブジェクトとまったく同様にできます。
下書き線を使用すると、他のオブジェクトの作成を参照できます。たとえば、下書き線を使用して穴の中心を探したり、同一のオブジェクトの複数のビューを作成したり、オブジェクト スナップに使える交点を一時的に作成したりできます。
作成した下書き線は、既定では AM_CL 画層に配置されます。下書き線は赤色で表示されます。
下書き線の作成と、それを使った作業の追加オプションは次のとおりです。
自動下書き線
AMAUTOCLINES[下書き線を自動作成]を使用すると、水平または垂直な下書き線を輪郭線に作成できます。[下書き線の自動作成]ダイアログ ボックスには、水平または垂直な下書き線を作成するためのオプションがあります。AMAUTOCLINES コマンドを使う場合、画層 AM_0、AM_1、AM_2、AM_3、AM_7 にあるオブジェクトのみがその対象となります。
輪郭をトレース
AMTRCONT[輪郭をトレース]コマンドでは、図面上の既存の下書き線と円状下書き線を使用して輪郭をトレースできます。円弧または円の一部をトレースする場合は、コマンドの実行中に[Enter]を押し、円弧または円を選択します。続いて、次の交点を定義します。AMTRCONT コマンドを使用すると、自動的にポリラインが作成されます。
投影 オン/オフ
AMPROJO[投影 オン/オフ]を使用すると、投影クロスヘアを図面に挿入できます。クロスヘアは直行視点作成の補助として使えます。